信州須坂移住支援チーム

「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。

2019/10/18

移住支援エッセイvol.23「初めての相談会キャンセル」

Permalink 12:30:00, カテゴリ: エッセイ  

10月13日(日)東京で開催予定だった定例の銀座NAGANO移住個別相談会
この2日前に台風19号による北陸新幹線や首都圏在来線の計画運休が発表された
私は初めての移住相談会の中止に困惑してしまった

しかし待ち受けていたのは台風19号被害
須坂市も千曲川の氾濫による浸水被害に見舞われた
現在は全国から温かい支援をいただき復旧に向かっている
被災された皆さんが一日も早く平穏な日常を取り戻せることを願うばかり

今は与えられたことを一生懸命取り組もうと決めた
それは移住を希望する皆さんのご相談をお聞きすること
これからも人生をデザインしようとする多くの皆さんにお会いしたい
次は10月27日、東京でぜひお会いしましょう

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

ただいま!峰の原高原vol.8 「ヤスデの婚活パーティー」 

Permalink 09:03:00, カテゴリ: 地域おこし協力隊  

こんにちは。長野県須坂市峰の原高原地域おこし協力隊の古川です。
この記事では、現在の峰の原高原の様子を皆さんにお伝えしていきたいと思います。

●ヤスデ
今回は、とあるいきものの紹介です。
ヤスデという生き物をご存知でしょうか。石をひっくり返したりすると、たまにいますよね。足がいっぱいあるアイツです。うぞうぞとうごめいている様子は苦手な方も多いかもしれませんね。しかし、攻撃的で毒も持っているムカデと違い、ヤスデは咬んだり刺したりすることはありません。触れると丸まって体を守ろうとする、穏やかな生物です。
ヤスデとムカデの違いは、足の数です。1つの体節に対し、ムカデの脚は1対、ヤスデは2対あります。脚が多い方がヤスデです。英語でも、ムカデはcentipede(百脚)ヤスデはmillipede(千脚)と言います。2倍の差なのに10倍になっているじゃないか、というつっこみはなしでお願いします。気持ちはわかりますけどね。
ただ、いざ目の前に現れたとき、とっさに脚の数なんて見ている余裕はないですよね。そんなときは歩き方でもなんとなくわかります。体の構造上、ムカデはくねくね歩き、ヤスデはまっすぐ歩きます。文字だとどうしても伝わりにくい部分もありますので、興味のある人は動画サイトなどで検索してみてくださいね。
さて、冒頭からどうしてヤスデの紹介が始まったんだろう、と思っている方もいることでしょう。その理由は、現在峰の原高原でも、たくさんヤスデが見られるからです。

●大量発生?
遡ること1か月。オレンジ色のヤスデが峰の原高原で見られるようになりました。俗にキシャヤスデ類のヤスデです。『キシャヤスデ』という名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

1976年の秋のこと。山梨県と長野県を結ぶ小海線の甲斐小泉―野辺山間でヤスデが大発生し、ひかれたヤスデからでる体液に含まれる油分で車輪はスリップ、列車が動けなくなるという事件がありました。これが「キシャヤスデ」の和名のきっかけだそうです。

現在キシャヤスデ類は3種1亜種と考えられています。峰の原高原の種類は、分布から考えるとおそらくトヤマキシャヤスデではないかと考えられます。(ここでは便宜上キシャヤスデと表記します。)さて、このキシャヤスデ、「8年に1度大発生する」と言われています。この大発生は、繁殖のための交尾相手を探すための、いわば婚活パーティというわけです。つまり、大発生しているのはすべて成虫。大発生したときに交尾し、11月頃になると地中に潜り越冬して来年の春にそのまま地中で産卵。夏ごろ孵化してまた越冬。その翌年から1年に1回ずつ脱皮し、7回脱皮を終えると成虫となります。基本的に地中で生活しているのですが、成虫になったら交尾相手を探すため地上にぞろぞろと出てくるわけです。

そしてどうやら峰の原高原では今年がその婚活パーティのようで、多くのキシャヤスデが見られます。残念ながら「キシャヤスデが見られる!」ということに喜ぶ人は非常に少なく、むしろ気味が悪く不気味に思う人が大多数です。しかし、このヤスデは土壌の落ち葉や土をたべ、分解し、土をよくする働きを持っています。森にとって非常重要な役割を担っています。大発生が起きた年にキシャヤスデが食べる落ち葉の量は、その地域での10年分程度の落ち葉と同等の量だった、という調査もあったようです。

そんな森にとって良い働きをしてくれているキシャヤスデ類は、立派な益虫なのです。しかし、見た目が気持ち悪いので嫌われ、実際は益虫なのにも関わらず『不快害虫』というなんとも哀れな呼び方をされています。かわいそうですね。
というわけで、ちょっと綺麗な姿も紹介しておきます。このキシャヤスデ、ブラックライトを当てると青白く発光します。淡く光る様子はとても幻想的です。

●峰の原におけるキシャヤスデ類
さて、今回紹介してきました、キシャヤスデ。8年に一度大発生する、というのが通説なのですが、前回峰の原高原で多くのキシャヤスデが見られたのは2013年なんです。8年ごとという周期から考えると、少しおかしいですよね。不思議に思い調べてみると、7令(7年目)の幼虫でも稀に地上で大発生が見られる地域もある、という文を見つけました。周期より早く出る可能性はあるようですが、今年はまだ6年目なのでまだあまり納得できません。もう少し調べていると、低温の状態が一定の期間続くことで脱皮が促されるのではないかと考えられているという一文を見つけました。もしかすると、1年に2回脱皮した年があったりするのでしょうか。またはトヤマキシャヤスデの生活史が一般的な8年周期のキシャヤスデとは異なっている可能性もあります。トヤマキシャヤスデについての生活史は、まだあまり調べられていないようです。もし詳しく知っている方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい!
そして2013年より以前に峰の原高原でヤスデの大発生を見たことがある人は、ぜひそれが何年のことだったのか併せて教えていただけるとありがたいです。

●キシャヤスデ
大発生しているキシャヤスデも、10℃を下回ると活動も鈍るようになるため、少しずつ地中に帰っていきます。10月下旬にもなれば、見られるキシャヤスデの数もかなり減っていくと思われます。キシャヤスデが見たいという方は、寒くなる前に一度峰の原に来てみてくださいね。逆に見たくないという人は、寒くなるのを待つといいかも。

さて今回はヤスデ特集のような記事でした。咬まないとはいえ、直接触るのはあまりよくないようですのでむやみに触らないようにしてくださいね。
身近ないきものでも知らないことはたくさんあります。ただ嫌うだけではなく、ちょっと調べてみると意外な事実が分かったりして面白いですよ。それでは。

(須坂市地域おこし協力隊 古川広野)

2019/10/07

移住支援エッセイvol.22「子育てと後悔」

Permalink 12:30:47, カテゴリ: エッセイ  

「子育てで後悔したことがある」の問いに40%が「はい」と答えた
子どもを持つ40代以上の男女1,133人による調査結果が新聞記事に掲載されていた
後悔する内容のトップはコミュニケーション
やり直したいことは
「さまざまなことに挑戦させる」43%
「家族の時間を多くとる」30%と続く

日頃受ける移住相談で子育ての問題を思い出す
「働き方を変えて家族や親子の時間を増やしたい」という相談である
地方への移住希望者は時間とコミュニケーションいわゆる心のゆとりを求めている

通勤に時間を取られる都会の働き方から
車で片道15分の須坂市での働き方へ
都会より多少は子育てへの後悔の念が減るのではないでしょうか

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

豊洲フルーツハリウッド農ガール物語vol.8「摘果りんごジュースが完成しました」

Permalink 11:52:29, カテゴリ: 地域おこし協力隊  

みなさんこんにちは。2017年6月から須坂市豊洲地区で活動している地域おこし協力隊の成田あゆみです。
今年で3年目、活動の最後の年になりました。豊洲で活動するにあたり、摘果りんごの有効活用を探るのが初年度からの大きな目標の1つでした。摘果とは、りんごを大きく成長させるために間引く作業のことを言います。そうして落とされたりんごを摘果りんごと呼びます。
今回は、私の活動のひとつである摘果りんごで作ったジュースの紹介をしたいと思います。

●ジュース完成までの道のり~1年目
活動の1年目は、地域住民の「摘果されたりんごは農薬まみれの毒りんご」という認識が正しいのか調べることにしました。検査は市内にある長野県農村工業研究所(社)へ依頼し摘果りんごの残留農薬分析をしていただきました。使用したのは2番摘果(主に6~7月に摘果される)です。結果としては、残留農薬は1種類(りんごの消毒に一般的に使用されるもの)で基準値1.0ppm(りんごの食品衛生法)を大きく下回る0.04ppmという、食べても問題のない数値でした。こうして1年目はこの結果をもとに、摘果りんごでも時期を見極めれば安全に食べることができることをPRすることに努めました。

●ジュース完成までの道のり~2年目
2年目は摘果りんごの持つポリフェノールに注目しました。長野県農村工業研究所(社)の研究員の方によると、りんごは木になってから成熟するまでのポリフェノール含有量は大きさに関係なく一定だということです。そこで、1個当たりの含有量が変わらないのであれば、ジュースを作るのに必要な数が多い小さな摘果りんごを使ったジュースの方がポリフェノールをより多く摂取できるのではないかと考え、実証することにしました。
同じ年に採れた摘果りんごと成熟りんごをそれぞれ同様の工程(家庭用ジューサーを使用)を用いてりんごジュースを作り、同量(1ℓ)のジュースを長野県農村工業研究所(社)に提出し、一般成分及び総ポリフェノール、糖度の分析を依頼しました。分析の結果、成熟りんご44.4㎎/100gに対し、摘果りんごは90.8㎎/100gと倍以上の数値となりました。
以上の経過を踏まえ、今年度はジュースをたくさんの方に試飲していただきアンケートを取り、それを今後の活動に生かしたいと考え、ジュースの量産に踏み切りました。

●農家さんとの共同作業の末に
今年の4月から豊洲のりんご農家さんの栽培作業に参加し、りんご箱12ケース分、重さにして約220kgの摘果りんごを分けていただきました。その後、残留農薬検査も問題なく済んだので、工場でジュースへと加工しました。文面ではうまく言い表せませんが、ジュースへの加工は大変な重労働でした。協力してくれる農家の方々がいなければ完成しなかったのではないかとさえ思うくらい大変でした。そんな大変な作業を経て出来上がったりんごジュースは全部で149本(1ℓ)。市販のりんごジュースに比べ、さっぱりとした甘さで酸味の強いさわやかな味に仕上がりました。現在は成分分析を依頼していますが、昨年度の結果を見るにポリフェノールは成熟りんごの2倍は含まれていると期待しています。
今後はこのジュースを試飲していただき、アンケートがまとまりましたら、皆様にご報告したいと思います。

●10月16日東京の豊洲で試飲会を開催します!
来る10月16日(水)午前11時から午後4時まで、東京都江東区の豊洲駅シエルタワー前にて、須坂市豊洲地区のぶどうやりんご、野菜の産直が行われます。そして、その場で摘果りんごジュースの試飲会を開催することになりました!お近くにお住まいの方、ぜひ足をお運びください‼

(須坂市地域おこし協力隊 成田あゆみ)

2019/09/20

移住支援エッセイvol.21 「高齢者パワーに負けるな!」

Permalink 14:25:57, カテゴリ: エッセイ  

先日のニュースで日本の高齢化率は世界最高で28.4%になったことを知った
世界的にも2位のイタリア23.0%を大きく上回ったという
須坂市のお年寄りも元気な方が多い
畑仕事を日課にしている方
趣味の集まりに参加する方
お店で働く方
車で移動する高齢者も多い

最近は高齢ドライバーによる事故のニュースが取り上げられているが
ある日の新聞で長野県在住の70代男性が投稿した記事を見た
客観的に自分の運転で気になる部分を把握し
踏み間違いに細心の注意を払っているという
こと細かく自分を分析していることに驚かされた

そんな中、日本で高齢の就業者数が過去最高になったニュースが流れた
高齢者がまだまだ活躍する日本
私たちもまだまだ頑張れるはず
高齢者に負けてはいられないぞ!

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

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