信州須坂いきいきブログ - 須坂市役所日記
信州須坂いきいきブログ
2025/03/13
「2024年度須坂市研究開発支援事業 成果発表会」を開催しました

2025年3月12日、須坂市旧上高井郡役所で、2024年度に須坂市の研究開発支援事業を利用した企業による成果発表会を開催しました。
今年は、『須坂市地域研究開発促進支援事業』3者、『須坂市新技術・新製品開発事業』2者、あわせて5つの事業者様に発表していただきました。
【須坂市地域研究開発促進支援事業】
・林果樹園
「施設栽培における熱ロス削減:省エネ技術の開発」
・須坂カーボンニュートラル研究会 ㈱オカモエンジニアリング様
「工場や施設等からのカーボン排出量を可視化し削減目標を設定」
・広田産業㈱ 様
「ブドウ着色不良改善のための効率的な噴霧ノズルの開発」
【須坂市新技術・新製品開発事業】
・㈲ナツバタ製作所 様
「国産スキー用ビンディングプレートの開発」
・興和ゴム㈱ 様
「ゴム製品の製造工程における自動化の検討・技術検証」
どの事業も丁寧に研究されていて、各々手ごたえを感じていることが伝わってきました。
発表の最後には、新たな課題が提起され、更なる発展への期待に胸が膨らみます。
最後に、長野地域振興局の職員に「長野県等の技術開発支援制度」についてご紹介いただきました。
国・県・市の支援制度をご活用いただき、須坂市の産業を盛り上げるお手伝いができればと思います

2025/02/25
若手社員向け「モチベーション向上ワークショップ」を開催しました
2025年2月19日、bota(須坂駅前ビルシルキー1階)で、須坂市内外の企業に勤める概ね25歳以下の若手社員を対象に「モチベーション向上ワークショップ」を開催しました。
講師は、ホワイトキャンバス代表で、信州大学繊維学部非常勤講師でもいらっしゃる庄子卓真先生です。今日は「しょうちゃん」と呼びます。
ニックネームを書いた名札を付け、4人ずつのグループに分かれます。
直径1mの円形ダンボールをひざ上に乗せ、円形の用紙に、話し合った内容などを書いていくコミュニケーションツール『えんたくん』を使って、ワークショップスタート
はじめは、緊張からか声も字も小さめでしたが、お題が進むにつれて、自然と笑顔が生まれコミュニケーションが弾みました。
ワークショップ終了後のアンケートでは、
約8割の方が、(受講前と比べて)モチベーションがアップしたと回答。
また、受講してよかったことに、約9割の方が「他社の人と話すことができた」をあげました。
<感想(抜粋)>
・同年代の人たちの思いを知ることができて、自分も頑張っていこうと思いました。
・もっと自分を知ってワクワク働きたい!と思いました。
・まだモチベーションに変化はないが、人との交流を活発にしてモチベーションにつながる何かを見つけられそう。
・普段、他の会社の若い社員と話せる機会がないのでこのようなセミナーがあると良いと思いました。
・とても素晴らしい会でした。単発で終わってほしくないです。
・普段交流できない同世代の方々とお話できて、とても楽しく有意義な時間になりました。
受講されたみなさん、お疲れさまでした。
また、研修に送り出してくださった企業の皆さん、ありがとうございました。

2025/02/21
【~高校生が描く企業の志~】須坂創成高校書道部が企業の想いを書き表しました
2024年度、須坂創成高校書道部の皆さんが、市内企業の社是や経営理念を題材にした作品の制作に取り組みました
社是や経営理念は「会社経営していくうえで大切にしている方針や目指す姿」を表しています。文字に込められた企業の想いに焦点をあてて、書道部が市内企業の魅力発信を行いました。
今回ご協力いただいた企業は、
株式会社ナディック様、株式会社酒井商会様、株式会社前田鉄工所様、有限会社ナツバタ製作所様、株式会社新井製作所様、伸商機工株式会社様の全6社です。
まずは、書道部が企業の想いを知って理解を深めるところからスタート
書道部の皆さんに向けた企業プレゼンを11月に実施しました。
会社紹介や字体の要望をお聞きし、いよいよ作品の制作が始まりました!
筆を持って集中した姿がとてもかっこよくて印象的です。
制作も進んできた12月下旬には、制作風景を企業の方に見学していただき、より企業の想いに近づけるためにアドバイスをもらいました。書道部の皆さんも完成に向けてイメージが膨らみ、更に気合が入った様子
そして2月下旬、いよいよ納得のいく作品が完成し、書道部から企業の方へ完成品をお渡ししました。字体や文字の太さ等でこんなにも印象が違うとは驚きです各企業ごとに味があってどれも素敵な作品!
書道部の皆さんからは、こだわったポイントや苦労した点、制作しての感想を発表していただきました。
また、須坂経営革新塾の会員企業であるアトリオン製菓株式会社様にもご協力いただき、企業から書道部の皆さんへお礼の品をお渡ししました。
作品は、額装して各企業で飾っていただく予定です。
素敵な作品を制作してくださった書道部の皆さん、ご協力いただいた企業の皆様、ありがとうございました!

2025/02/17
学生インタビュー 製造業の紹介3

インターンシップに来た大学生が、須坂経営革新塾の副会長である株式会社ナディックの代表取締役社長 上野栄一さんにインタビューしました。学生が製造業の魅力などについて、まとめた内容です。
(Q)経営革新塾って何でしょう?
(A)市内の製造業などの若手経営者や次の世代の幹部が経営発展を目指し、地域の産業の課題解決を目指して、集まっています。
(Q)須坂市の製造業の強みは何だと思いますか?
(A)各社の技術が高いこと、そして企業同士のつながりが強いこととすぐ行動する企業が多いことです。相談できる関係を築けています。
(Q)製造業の魅力は何でしょうか?
(A)自分の作ったものが、世界のためになり、利用されていることが誇りです。小さい会社でも、自分たちの技術が役に立っていると嬉しいです。
(Q)逆に、辛いところはどのようなことでしょうか?
(A)景気に左右されるところです。現在は日本の景気が良くなく、さらに、中国やヨーロッパも景気が良くないので、中国やヨーロッパ関連の仕事が減っています。
(Q)製造業で女性は活躍していますか。
(A)わが社では、8人いる従業員のうち、3人は女性で、うち2人は設計や図面を書いています。大活躍です。
(Q)求める人材はどのような方ですか?
(A)特別何かできるとか、学歴とかではなく、愛想がよく、仕事を好きでいてくれることが大事です。社会で残れる人や仕事が続く人は、したいことが明確で目標がある人、意欲がある人であり、そのような人たちに、どんどんチャレンジして活躍してほしいと思っています。
(Q)今後の目標は?
(A)医療分野に力を入れていきたいです。医療分野で使用されてきているため、さらに広げていければと思っています。主力の自動車や半導体関連以外のことも挑戦します。
上野さんへのインタビューから、働いていて大変なことは様々あるが、柔軟にその時代に適応していくこと、仕事に対する熱意や目標に向かってチャレンジしていくことの大切さを学ぶことができました。また、「社長」というと私たちとは違う世界に住むイメージでしたが、どんな質問にも丁寧に答えていただき、優しいお人柄に感動しました。ありがとうございました。

2025/02/12
学生インタビュー 製造業の紹介2

インターンシップの学生が研究会 イノベートSUZAKAの代表であるサンジュニアの代表取締役 西原弘樹さんにインタビューしました学生ならではの視点でまとめました。
・イノベートSUZAKAって何?・・・須坂にイノベーションを起こすことを目指す団体
須坂にイノベーションを起こすために、企業や大学の関係者が集まっている団体で、
今年は、カーボンニュートラルについて勉強し、新たなビジネスにつなげたい!!と活動しています。
・インタビューで印象に残った言葉・・・「競争より共創」
この言葉は、どこかが1番になるのではなく、須坂の産業全体で須坂を盛り上げていきたいという気持ちからで、
「活力のある企業を軸にして、追いかけるようにほかの企業も伸ばしていく。地域全体で協力していきたい。」
と言っていただきました。
ライバル意識が強いと思っていたので、驚きましたし、須坂や地元地域への愛を強く感じました。
・中小企業の課題・・・「魅力がある会社であっても名前が知られていないこと」
長野の中小企業の中にはその名前が知られていないことで自社の魅力が伝わりづらく、就職希望者が少ないことを課題に挙げていました。サンジュニアさんでは、CM、SNSなどを活用して、積極的にPRしているそうです。
西原社長のインスタグラムを発見しました。社長が発信しててすごい!!
・中小企業の強み・・・「地域に寄り添うことができること」
逆に強みは「大企業にはできない細やかで手厚いサービスと長い間積み重ねた地域での信頼」です。
サンジュニアさんは、太陽エネルギーで暮らしを支えることを経営理念とし、給湯設備や太陽光発電の製造販売を行っており、生活を身近なところで支えている企業だからこそ、この強みを強く感じることができるのかもしれません。
また、設備を導入すると20年以上のお付き合いになるので、「信頼がないと仕事ができない!!」そうです。
サンジュニアさんのインスタグラムにはお客様からの感謝の言葉がたくさんありました。
全体を通して、地域の企業が、人口流出の防止や経済の活性化に貢献していることを実感しました。
中小企業の魅力を伝えていくことは難しい課題ですが、学生も地域のことを知る機会や魅力を伝えられる機会を作りたいと思いました。
ご協力ありがとうございました。
↑アシストスーツ体験中の西原社長

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