生涯学習 須坂学舎11期生募集案内
1 修学期間 2年間 2019年(平成31年)4月~2021年3月
まで
2 開催日時 毎月 2回 土曜日(午前中)実施。(原則
第2・第4土曜)
※変更月第1・第3土曜に変更となる月もあり。
(午後実施のときもあり)
午前中が一日かがりのとき(1年目は、1回、2年目
は、3回ほど)
3 講座内容 須坂市の歴史・文化・地理・民俗・自然・環境
など
4 参加費 5,000円/2年間
5 募集定員 25人(バス定員の関係上)
6 資 格 18歳以上の市民ならどなたでも可。
※初めての方を優先しますが、
定員に満たない場合は修了生も入学可。
7 応募期間 3月4日(月)~4月19日(金)
8 開 講 式 4月27日(土)9:00~
9 その他
(1)座学での知識修得ばかりでなく、バスでの現地学習
もあり。時には、山城へ登ったり、河川の上流から
下流までを現地学習したりして学習
を深めます。
(2)講座は年間23講座~25講座(岩波講座やまちづ
くり講座等、他に自主参加でカウントされます。)
のうち年16講座クリアすれば進級可能です。
(3)須坂学舎と並行して「まなびー号(隊)」に参加を
すれば、地域的な
特色や、歴史的な深いかかわりが見えてきます。
(4)須坂学舎修了後は、各自のモチベーションを大切に
しながら社会に貢献
できる人材育成をめざし、「まちづくり」活動等の
積極的参加が可能となるようアプローチをしていき
ます。
10 申し込み先・問い合せ先
生涯学習推進センター (中央公民館内)
〒382-0013 須坂市常盤町747-イ
☎026-214-6086
(直通)
善光寺とすざか
須坂学舎10期生 第5回学習会
「善光寺信仰と善光寺周辺のまちづくり」
平成30年5月19日実施
むかーし、むかし、善光寺にも、須坂の人々がいろいろ
寄付や奉納をしていました。
その一つが、現在の八十二銀行善光寺大門町支店前の灯籠です。
ここには、「高井郡」の文字が残されています。(2つの内の西側)
また、八丁村の人々が、獅子の香炉を奉納しています。
善光寺向拝の階段を登ったところに香炉の獅子は、オスであったこと
をご存じでしょうか。
香炉の獅子の像には、しっかりと雄のシンボルがあるではないですか!
よかったら、改めてしっかりと観てください。
また、善光寺本堂の東側(城山小側)の土台には、須坂の方の名前が
彫り込んであります。
他にも本堂西側の階段の上り口の擬宝珠のところにも須坂の方の
名前があります。
このようにかつての須坂の方々は、善光寺への熱心な信仰だけでなく、
経済的・実質的な支援もされていたのです。
これらは、須坂学舎の10期生が、自主計画して主催し
元インストラクターの宮本圭子さん(須坂市在住)や田幸賢一さん
(須坂市在住)の二人を講師に案内していただいたものです。
他にも、善光寺の「パワー・スポット」や「善光寺縁起」などを紹介
いただきました。
なかでも、大勧進の僧侶である天野義光さん(須坂・光明寺住職)に
護摩祈祷をしていただき、更には、「善光寺絵巻」の絵解き、語りを
実演していただきました。この天野住職の絵解きは、小林玲子さん
肝入のグループにあり、語りの本格的内容で、歌までありました。
流暢な絵解き・語りに参加者は、感激し、とてもよい思い出となり
ました。
大本願で昼食をいただき、善光寺の周りをくまなく散策説明いただき
すっかり、善光寺に魅了された一日でした。
須坂にも、太子堂(太子町)には、「聖徳太子絵伝」があったり、
上中町の法然堂には「孝子善之丞感得御絵伝」があったりして、
絵解きを「須坂蔵の町 昔を語る会」(佐藤政世会長)の皆さんが
地域に広められております。
これも「まちづくり」の一環で、須坂の町を紹介されています。
「善光寺にも、須坂の面影やひとコマがあり」でした。
須坂学舎10期生2年次
★自主学習「天然記念物の桜めぐり」
4月15日(日)
★当日は小雨でした。桜の開花が予想よりも早く
当初4月22日(日)を予定していましたが、
一週間早めて4月15日の実施になりました。
しかし、長野マラソンの日であったり、他の
諸行事があったりして参加者は、少なくなり
ました。
市民学園の方々2人と追っかけ「昔を語る会」
の皆さんの参加で、14名の参加になりました。
《長玅寺の桜》
長玅寺の桜は樹齢400年ということでしたが、
既に葉桜で、大日向観音堂のシダレザクラは、
もの悲しそうに、夫婦桜の夫桜だけが残って
支え(鉄・木の棒)をいただいて葉桜になっていました。
《弁天桜》
講師は、博物館ボランティアをされた石田さん。
バスの中でスラスラと慣れた説明で、かつての
「桜ツアー」ガイドを偲ばせるベテラン案内で、
皆を驚かせました。
《東照寺の桜》
大広院や広正寺での桜は既に葉桜で石田さんの説明から
「姥桜」(うばざくら)の意味を聞いて驚きを新たにしました。
「姥桜」は「葉桜」を意味し、「葉がなくともきれいに咲く桜」のこと。
つまり、「歯がなくともいつまでもきれいに着飾る女性」のことを指しているのだとか。
これを聞いた女性陣は、大手を振って家族へのお土産話としたそうな。
めでたし、めでたし。
《高顕寺の桜》
須坂学舎10期生の2年次がスタート!!
【須坂市の古墳文化】②
★平成30年4月14日(土)9:00~
「須坂市内にはざっと数えて100基程の古墳があります。」
と講師の市立博物館学芸員の村木さん。
八丁鎧塚古墳(1号墳・2号墳・6号墳)から始まって、
以前に座学で勉強した内容の復習として、現地学習を行いました。
ちょうど須坂市立博物館がしばらく休館になってしまいましたので、
実物は見ることがかないませんでしたので、村木さんは、出土品や景色
等ドローンで撮影した写真を持参されて、みなさんに解りやすいよう
に説明してくださいました。
八丁鎧塚古墳にて
須坂市の古墳には、鮎川沿いの古墳や八木沢川沿いの本郷など
の古墳の他に、坂田山の麓にも古墳があります。
全部は回り切れませんでしたが、「かわいそうな古墳」が数多く残さ
れていたのが印象的でした。
「かわいそう」という概念は、人によって解釈がそれぞれですが、
「昔の形をそのまま残されているのは、よい方で、盗掘や石の持ち
去りなどがあって、形を成していないものや、邪魔者扱いされて、
貴重な遺産であることの認識が薄れてしまっている」といいます。
「その一つが本郷大塚古墳であろう」ともいわれています。
本郷大塚古墳にて
参加者のなかには、「古墳は、畑のなかに造られたのですか」と問う人もいて
みんなで「大笑い」しました。私有地のなかにある古墳より古墳
らしき形をしたものであっても古墳ではない、と指摘されると
「がっかり」する参加者。発掘は、ほとんどが、未発掘のものが多く
これからの調査に期待を寄せたいと思います。
米持天神2号墳にて