須坂学舎10期生の2年次がスタート!!
【須坂市の古墳文化】②
★平成30年4月14日(土)9:00~
「須坂市内にはざっと数えて100基程の古墳があります。」
と講師の市立博物館学芸員の村木さん。
八丁鎧塚古墳(1号墳・2号墳・6号墳)から始まって、
以前に座学で勉強した内容の復習として、現地学習を行いました。
ちょうど須坂市立博物館がしばらく休館になってしまいましたので、
実物は見ることがかないませんでしたので、村木さんは、出土品や景色
等ドローンで撮影した写真を持参されて、みなさんに解りやすいよう
に説明してくださいました。
八丁鎧塚古墳にて
須坂市の古墳には、鮎川沿いの古墳や八木沢川沿いの本郷など
の古墳の他に、坂田山の麓にも古墳があります。
全部は回り切れませんでしたが、「かわいそうな古墳」が数多く残さ
れていたのが印象的でした。
「かわいそう」という概念は、人によって解釈がそれぞれですが、
「昔の形をそのまま残されているのは、よい方で、盗掘や石の持ち
去りなどがあって、形を成していないものや、邪魔者扱いされて、
貴重な遺産であることの認識が薄れてしまっている」といいます。
「その一つが本郷大塚古墳であろう」ともいわれています。
本郷大塚古墳にて
参加者のなかには、「古墳は、畑のなかに造られたのですか」と問う人もいて
みんなで「大笑い」しました。私有地のなかにある古墳より古墳
らしき形をしたものであっても古墳ではない、と指摘されると
「がっかり」する参加者。発掘は、ほとんどが、未発掘のものが多く
これからの調査に期待を寄せたいと思います。
米持天神2号墳にて
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