巨峰ワイン Drinking Monkey 上澄みヌーボー の飲み頃について質問がありましたので、ここに簡単に説明します。ワインの紹介文の中に「春になって温かくなる前くらい迄が飲み頃です。」と表現してありますが、此の背景は以下の様なことです。
『酵母を除く、熱処理する、酸化防止剤を入れるという処理をしてないので、高温(というか常温)にさらされていると、酵母や雑菌が働き出す可能性があり(糖分はないので酵母が働く事はまずないのですが、熱処理してないので、僅か生きている可能性があります)、それで普通の人にはわかりやすいように、春ころまで(ゴールデンウィークをすぎて温度が上がり始める前)を目途にしているのです。酸化防止剤が入っていないので、高温になったり保存状況によっては空気が入ってワインが酸化してしまう可能性もあります。酸化防止剤は亜硫酸塩(亜硫酸カリウム)ですが、これは酸化防止として働くだけでなく、雑菌の繁殖を抑える働きもあり、これがないと雑菌の繁殖の可能性がたかくなります。ですから、ほとんどのワインには酸化防止剤が入っています。これがあるとないとで、風味上の違いがわかるのはかなり訓練された人です。まず一般の人には分かりません。ただ、亜硫酸塩にアレルギーがある人がいることもあり(ぜんそくなど)、使っている場合はその旨明記しています。
サン・スーフルという表記をしていますが、これはフランス語で、硫黄とワインが接触していないという意味です。フランス語では硫黄ですが、もっと正確に言うと亜硫酸塩です。フランスでは樽の中で硫黄の塊を燃やして樽の中を殺菌していました(今も)。で、そこにワインをいれると硫黄分(亜硫酸イオンとして)がワインに溶け出すわけです。
その他に、pHが高いと雑菌の繁殖の可能性が高くなりそれだけワインが痛みやすくなります。通常pHを調整するために酒石酸塩(酒石酸カリウム)を入れて酸度をあげて保存性を高くするという処理も行われます。私のワインは(全て)それをやっていませんので、そういう意味からも痛みやすいワインではあるのです。そこら辺を理解して頂いて冷暗所に横倒しにして保存しておくと簡単には品質は劣化しません(瓶の中は還元的な環境になっていますし)。
と、まあこういう訳で簡単に「春頃まで」を飲み頃の目安としているのです。保存状態によっては、もちろん何時までも飲めますよ。
以上簡単に(!)説明しました。』
私の葡萄つくりワインつくり
北信州の土地と気候に適した栽培方法で、自然の恵みを最大限取り込んだ葡萄からのワインづくりを目指しています。健康的な葡萄からできた、高品質で本物の、優しくて上品なワインを追求しています。日本の食事にもよく合う、思わずにっこりしてしまうワインです。| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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