こんにちは　おおちゃんです！
日々の消費生活に関するトラブル回避情報をお伝えしています。
今回は北信地域で最近確認されている相談事例をお届けします。（長野県くらし安全・消費生活課メールマガジンより）

【亡父宛に身に覚えのない請求書が届いた！】

相談：８年前に亡くなった父宛に、インターネット通信販売で購入した化粧品に関する請求書が届いた。購入した覚えはなく、何かの間違いではないか。

回答：最近、北信地区にお住いの方から多く寄せられている相談で、全国的にも見られる新手の詐欺です。
インターネット通信販売による支払い方法のひとつで、「立替払い型の後払い決済※」の仕組みを悪用したものです。

具体的には・・・
悪意のある第三者が購入者になりすまして注文をした後に、宅配業者に「留守なので荷物を転送したい」「営業所止めにしてほしい」と転送を依頼。
営業所止めサービスを悪用して荷物を不正に取得し、本人には身に覚えのない請求書だけが自宅に届くという、手口です。
「※立替払い型後払い決済」とは・・・商品を注文した際に決済代行会社が販売店に立替えて支払いをし、購入者が商品を受け取った後で決済代行会社に代金を支払う仕組み。
販売店は手数料を支払うことで代金回収リスクを低減し、一方で消費者はクレジットカードがなくても商品を購入できることができるメリットがあります。

ポイント
身に覚えのない請求書だからと放置していると、実在する法律事務所等から支払いを督促する通知が届くことがあります。
実在しないことが明らかな者からの、いわゆる「架空請求」なら一般的には無視するのが好ましいですが、このような通知による支払い請求があったら、須坂市消費生活・特殊詐欺被害防止センター（026-213-7188）に、ご相談ください。