今年も園内のどんぐりポスト営業しております
おしらせがだいぶ遅くなってしまったのですが、
今年は昨年より早く落下し始めていまして９月中旬ごろから営業中です。


園内でみつけたドングリをこちらのポストへ入れていただくと、
それを飼育員が集荷してドングリ好きの動物たちに届けています。
来園者のみなさんから動物たちへの贈り物を届ける〔郵便屋さんごっこ〕のようなものです。
ニホンツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンザルなど
ドングリを好む動物たちに届ける予定です。

今シーズンのドングリは大きくてなかなか立派です。
すでにたくさん集まっています。

雨で濡れている場合はこんな感じで一度干して保存しています。

ニホンツキノワグマのケンは特にドングリが大好きなので、
おやつタイムガイド(週末不定期開催)の時に配達しています。
皆さんへのお礼も兼ねてドングリを食べる様子をご覧いただければと思います。


あの大きな体で小さなドングリを一粒ずつ食べる様子は見ていて飽きませんよ。
園内でドングリをみつけたらどんぐりポストへおねがいします♪

「どんぐりポストの営業について」
期間：園内のドングリが落ち始めてから、見当たらなくなるまで
ポストの場所：トラ舎の近く、アミトンネル南園側出入口

おねがい：園内でひろったドングリだけを集めています。
それ以外のドングリはこちらでのポストでは集めておりません。

そして、今シーズンはドングリにまつわる新企画があります。
その名も「ドングリいただきます」です。

秋から春頃までの間に「動物園の動物たちへ」とドングリをお持ちいただくことがあります。
須坂市動物園ではドングリなどの木の実を好む動物をいく種類か飼育しています。
動物たちにも季節の味覚を味わってほしいのでとてもうれしいことです。
ですが、〔どんぐりポスト〕の運営では園外のドングリ(野生のドングリ)は、
野生動物たちが冬越しするための大切な食糧になるので、
動物園内でひろったドングリだけを集めています。

野生での食糧が減ってしまうことで野生動物たちが困り、
畑などにやってきて農作物などを食べるなどの被害も考えられます。
なので野生動物たちの分を残しておいてください
と、ここ数年は園外からドングリをお持ちいただいたり
お問い合わせいただいた皆さんにそんなお話をお伝えしてきました。

しかし、野生動物は山奥にいるものでもなく、
須坂市動物園のすぐ裏山や民家、町中でも歩き回ることがあります。
そのことを考えているうちに思いついたのが、新たな試み「ドングリいただきます」。
その名の通り、動物園でドングリをいただきます、というものです。

ご家庭などで落下したドングリをそのままにしておくことで、
野生動物の出入りや棲み付き等が発生することも考えられます。
その予防対策としてドングリを拾って片付けておくことで、
野生動物たちとの適切な距離を保つことができるのではないかと思っています。
そこに欲しいものがなければ、町中にやってきた野生動物たちも
本来の場所へエサを探しに行くことができるかもしれません。
そんな思いで始めてみようと思った企画です。

「ドングリいただきます」

ご家庭内などで放置されているドングリを動物園で受取りいたします。

対象：須坂市内の個人宅、学童施設、会社、地域公園など
受付：須坂市動物園正面口・南口へお持ちください
※いただいたドングリは動物園の動物のエサの一部として使わせていただきます

～おねがい～
人家などの無い山地周辺のドングリは野生動物の食糧となりますので、
過度な採集はしないようお願いします。
元々この地域に棲む野生動物たちとの良い共存につながればいいなと思います。