当園では、アライグマを３頭飼育しています。
冬頃は食欲が落ちていたアライグマたちですが、暖かくなってきてからは食欲が上がり始めていました。
ここ数日オスのライの食欲にムラがあり、体重が減少傾向にありました。
高齢のため、歩き方もおぼつかず、ゆっくり休んでもらうために一時的に隔離しています。
現在は、獣医と担当による治療を行っています。
寝ていることが多いですが、見守っていただけると幸いです。

将来のために、オトとマグには、ただ餌を置いて与えるのではなく、前肢で餌を取るようにして、下半身に重心を置き、下半身の筋力が弱らないようにしています。
また、餌を与える際に、アライグマの特徴である前肢を使った採食行動が出来るように工夫をしています。
朝は飼育員の手から餌を与え、夕方はフィーダー（竹筒）に餌を入れ、前肢を使って餌を取るようにしています。
さらに、餌を与えた際に、前肢や口の中、歯の状態もチェックしています。

オトは後肢で立ち、飼育員の手から前肢を使って餌を取れますが、マグはバランスがうまく取れず、下半身を鍛えるためにも練習中です。
少しずつ前肢で取れるようにこれからも練習していきます。