今月、２０２１年５月２１日（金）にトナカイの赤ちゃん（メス）が誕生しました。

トナカイの飼育歴は長く２０１１年３月にメスのトナカイが仲間入りしましたが
残念なことに亡くなってしまい、
２０１５年３月にオスのトナカイを搬入し、（２０１９年７月死亡）
２０１８年９月にはメスのトナカイを購入しました。
翌年２０１９年の５月には出産をしましたが死産でした。

そして昨年２０２０月６月に秋田市大森山動物園からオスが新たに加わり
２０２０年１１月上旬ごろに繁殖行動をおこなっているのを職員が確認していました。
今月５月２０日（木）の午前中からメスがオスを必要以上に追いかけており、
両者の怪我防止の為、獣舎を分けて過ごしました。
この行動が出産前の行動と思われます。

そして５月２１日（金）早朝、寝室にて１頭の子（メス）を出産したようで
血痕や胎盤と思われるものを確認しました。
子を守るために母親がオスを必要以上に威嚇、攻撃をしてしまう為、
引き続き別々に生活をしています。
しばらくは雨と暑さ対策の為、運動場にテントを設置し子どもが雨に濡れて低体温に
なってしまうのを防いだり、これからの暑さ対策として使用していきます。寝室と
テント内に敷きわらをひいていますが、敷きわらの中で子どもが寝ていると見えないことが
ありますので、あらかじめご了承ください。

またメスが人間の子ども（５歳ぐらい）を追いかけて威嚇してしまうので、
来園者の皆さまとトナカイの母子の安全確保の為、トナカイ舎（ラマ舎側）に面している
来園者通路をしばらくの間通行止めとし、母親が落ち着いたら通路を開放いたします。
少し遠くなってしまいますが母親と子どもを見ることは出来ます。

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これから大きくなっていくトナカイを見守ってください