投稿の詳細: マスター・オブ・ワインの評価

2018/04/21

17:05:10, カテゴリ: ワイン, お知らせ・募集  

過日マスター・オブ・ワインのジャスパー・モリス氏とジェイミー・グッド氏が相次いで長野県のワイナリーを視察しました。そのグッド氏が、訪問先のワイナリーのテイスティングノートをブログに載せていますので、弊社の分を以下に翻訳してみました。

Two of the Masters of wine visited the wineries in Nagano in February and March this year. One is Jasper Morris MW and
another is Jamie Goode MW. Jamie introduced the wines he tasted in his blog together with his scoring wines. Here are
the translation of his comments on Kusunoki wines:

評価1

評価2

評価3

1. 私の写真の下の説明文
楠 茂幸氏は2004年にブドウ畑を初めて2011年にワイナリーを設立しました。20年間のサラリーマン生活を経ての第2の職業です。ワインの虫にさされて故郷に戻る決意をした訳です。ワイナリーは須坂市にあり、山々に囲まれたとても良い雰囲気のところにあります。

2.ワイナリーの写真の下
現在畑は5haで、拡張中。今年中には6haになります。毎年40トンほどから3万本程度のワインを作っています。

彼は、ワインを勉強しようと決心してアデレード大学から学位を取得しました。農家出身ではないので畑を借りるところからのスタートでした。『この辺りは生食用ぶどうやりんごの産地として有名なところでしたので、はじめは苗木を植える畑を借りるのも困難でした。小さい畑を借り足していって、現在須坂市内に30ヶ所ほど散らばっています。ですので畑の場所を覚えるのも大変でした。』と言います。 畑はスマートダイソン(VSPは嫌いらしい)と平棚の仕立てで、『葉っぱたくさんの光が当たるようにしています』との事。

私(グッド氏の事)は彼のワインが大好きですが、彼はまだ満足しておらず、こう言います。 『白ワイン用のブドウは品質が毎年向上していて、ワインに品種特性が良く出ています。が、赤に関しては、品種特性は出ていますが色はまだ軽めです。カベルネ・ソーヴィニオンはその力強さにイマイチ欠けるところがあります。ピノ・ノワールは毎年できが変わります。』 彼は優しくエレガントなワインが好きなので赤ワインに余りグリーンっぽさを求めません。ブドウを樹に長めにならしておいてフレイバー・ライプネスを待ちます。『長くならしておくと酸が減ってしまい、pHが上がるのでリスクはあるのですが。』との説明でした。

(以下テイスティングコメントと点数)
セミヨン2017
アルコール度数は10%。繊細な柑橘系のアロマがある。酸が高く明るく引き締まっており、愛らしいレモンのきめ細やかさが顔をだす。酸が高いので細身な印象だが、繊細さと柑橘系の感じが惹きつける。深い味わいの中に適度な青みが感じられてとても繊細。90/100点。

リースリング2017
アルコール度12%。生き生きとしたライムの香り。高い酸と新鮮で弾けるようなレモンやライムの中にミントを強く感じるとても強い飲み心地。ジューシーでドライかついきいきとしているが、終わりにほんのちょっと癖がある。91/100点。

スパークリングワイン(吉祥)
2013と2014のシャルドネのブレンド。最低25ヶ月熟成(バッチによってはもっと長期間)。 厚みがあり、トーストや桃と共に生き生きとした柑橘系とスパイスの香り。口の中では、それらが強調され柑橘系の風味と共にりんごやナッツにスパイスを感じる。風味はとても厚いが重いという訳ではない。ちょっと変わっているが、とても美味しい。89/100点。

日滝原2016
80%がソーヴィニオン・ブラン(これは80%セミヨンの間違いです)で、日本食との相性を考えたワイン。柔らかいテクスチャーにアロマティックで、みかんや梨の香りにわずかにナッツを感ずる。口に含んでしばらくすると優しくソフトでスムースな口当たりがあり、とても魅力的。89/100点。

シャルドネ2015
丸みを帯びてスムーズで、口当たりに樽由来のヴァニラとともに僅かに粉っぽさを感じるが、白桃やレモンの印象が残る。骨太な味わいだが繊細で上品。調和が取れていてとても洗練されている。樽がもう少し落ち着けばなお良い。92/100点

シャルドネ2014
とてもスタイリッシュなワインでわずかにナッツや穀物っぽさが梨や桃とともに感じられる。とても感じの良い酸があり、とてもよい調和を見せていて惹きつける魅力がある。控えめで調和のとれた特徴がでている。とても愛らしいバランスがある。93/100点。

シャルドネキュヴェスペシアル2014
1樽だけの特別なワイン。樽は2空きの樽を使用。とても素晴らしい。とてもフレッシュで活力があり柑橘系や梨がはっきりと感じられ、オークのスパイス感との一体感がとても良い。とはいえ、オークはほんの少しバックグラウンドに感じられるくらいだが。繊細でありミネラル感も豊富で口当たりがとても美しい。フレッシュでありながらとても良い調和をみせている。素晴らしい酸のストラクチャーがあり、美しいワイン。94/100点。

ピノ・ノワール2014
色調は薄いサクランボ色でオレンジがかっている。甘美でアロマティックな香りにはサクランボに暖かみのあるスパイスが感じられ、わずかにハーブや下草の香りがする。口当たりはジューシーで味わい深く、更にスモークや杉やハーブがわずかに覗く、滑らかなサクランボやベリーの果肉が感じられる。味わい深く熟成が進んでいて特徴的なスタイルであるがとても良いバランスで魅力的。 色を気にする必要は無い。 91/100点。

ピノ・ノワール2011
未発売ワイン。当初新樽からくるタンニンと樽香が強かった為熟成させていた。軽めの赤色にオレンジ色あるいはレンガ色の赤が混じる。とても好ましい、モルトに似た甘いサクランボの香りがする。外見はかなり熟成が進んでいる。口に含むとかなりしっかりした味わいがあり、渋みとともにスパイシーなサクランボの味わいが広がる。酸と重量感もほど良く飲み頃を迎えている。90/100点。

カベルネ・フラン2012 キュヴェスペシアル
アルコール12%。色は薄め。フレッシュで膨らみととともに、やや葉っぱや樹液の様な印象がエレガントなラズベリーや赤いサクランボの果実感とともにあり、スパイス感もある。ジューシーで柔らかく、ほんの少し血っぽい印象。とても繊細でカベルネ・フランの新鮮で愛らしい特徴が良く出ている。フィネスがある。92/100点。

メルロー2015
生き生きとしていて、甘いベリー系果実の特徴が良く出ている。ほんの少し葉っぱぽいところと土っぽい感じがする。甘くスパイシーな果実感が先に薫る。果実感が強く、重量感もあるが、やや味わいにムラがある。 86/100点。

メルロー2015キュヴェ・マサコ
田んぼの耕作放棄地であったところをブドウ畑に開梱した。そのため、粘土層が残っていて、それがこのワインに特徴と与えているようだ。素晴らしいワインで、フレッシュかつたっぷりしていてエレガント。赤い果実やブラックベリーの果実感と共に調和のとれたグリーンさも感じる。とてもバランスが良く繊細な味わいと共にほどよい酸が感じられる。繊細で品種特性がよく表現されており重量感と新鮮さも好ましい。93/100点。

カベルネ・ソーヴィニオン2014
赤い果実とカシスの香りがあり、杉や蝋がほんの少し感じられる。やや軽めのスタイルで、果実感と熟成感がと共にややグリーンな香りもある。口に含むと、暖かく丸みをおびておりややスパイシーさとともに良いバランスが取れている。メロウで繊細。91/100点。



楠ワイナリー 

私の葡萄つくりワインつくり

北信州の土地と気候に適した栽培方法で、自然の恵みを最大限取り込んだ葡萄からのワインづくりを目指しています。健康的な葡萄からできた、高品質で本物の、優しくて上品なワインを追求しています。日本の食事にもよく合う、思わずにっこりしてしまうワインです。

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