須坂市動物園日記 - 須坂市動物園飼育スタッフから情報発信!
須坂市動物園日記
投稿の詳細: 「飼育の日イベント」1日目開催しました♪
2024/04/19
「飼育の日イベント」1日目開催しました♪
今日4月19日は語呂合わせで「飼育の日」です
これは、公益財団法人日本動物園水族館協会が2009年に定めた記念日で、
飼育員の仕事内容を通して動物園や水族館に興味をもってもらうことを目的としています。
毎年、須坂市動物園ではこの日にあわせてイベントを開催しています。
「飼育の日イベント」
開催日:2024年4月19日(金曜日)~21日(日曜日)
各イベントの詳細については下記のブログをご覧ください
「飼育の日イベント」の内容についてはこちらをクリック!
本日、開催1日目の様子をご覧ください↓ ↓
飼育員のおしごとを知っていただくための、様々なイベントを開催しました。
「ベンガルトラの飼育実況ガイド」
トラが出かけた後の寝室の掃除をする飼育員のようすを飼育員が実況
通常、私たちは黙々と清掃作業に取り組んでいるのですが、
そんなようすを実況解説してみました。
清掃に使う大事な用具を紹介!
こちらのホウキとチリトリでまず固形物を片づけます。
固形物とは…フンや食べ残し、また最近は換毛しているので毛も多いです。
毛の吐き戻しや便秘予防のために与えている草の残りなどもあります。
エサの残りカスがあったので、昨日食べたものを紹介しながら何のどの部分が残っているのか、
それが通常なのか異常なのか…などなどお話しました。
清掃作業を見ながら、普段注意深く清掃する箇所などもお話します。
こちらはデッキブラシで一生懸命に床などをこすっている様子↓
きっと、普段は見かけても「掃除しているね~」くらいで通りすぎてしまうかと思うのですが、
今日はじーっくり飼育員を観察していただきました
動物園のガイドなのに、まったく動物を見ないというガイドでしたが、
参加された方は興味を持っていただけたようでした。
「ベンガルトラの飼育実況ガイド」の2回目は21日(日曜日)開催です。
明日の20日(土曜日)は「フンボルトペンギンの飼育実況ガイド」を予定しています。
「アライグマのエサやりお手伝い体験」
アライグマは前足を器用につかって、せまーい隙間や直接見えないところの物も取ることがあります。
そんな様子を引き出すために、飼育員はいろんな小道具を用意しているのです。
今回はペットボトル!
ペットボトルにエサを詰める作業を来園者のみなさんにお手伝いしてもらいました
中身が見えるし、ボトルのくちからエサの匂いはするし…
アライグマたちは一生懸命に出す方法を探っていました。
オスのオトはだいぶ力任せなところが見られましたが
こちらのイベントは20日(土曜日)と21日(日曜日)も開催予定です!
「トカラヤギの飼育体験」
飼育員の一日のスケジュールを説明してから
トカラヤギ舎に入って作業をしてもらいました。
作業その1「掃除」
フンや食べ残した干し草のカスなどを片づけます
ヤギたちはあちこちに、
そして片づけるとまたすぐにフンをするので大変でしたが
みなさんがんばっていました
作業その2「エサやり」
キャベツの葉を与えてもらいました
仔ヤギたちも大人に負けまいと前足を出してアピールしてきます
キャベツのあとは干し草を与えてもらいました。
自分より大きなヤギが目の前に来ると初めはびっくりしていたお子さんも
自分の手からエサを食べてくれたのがうれしかったようで
楽しそうに作業してくれました♪
こちらの飼育体験は本日限りのイベントです。
動物ガイドの中でも、飼育員の工夫などを紹介しています
こちらはシロクジャクとホオジロカンムリヅルの給餌の様子
アケビのツルに春の野の花を挿しこんだものをついばむ様子がみられます
ツキノワグマの給餌器として使用しているものと同じ形・素材のミニサイズをクマ舎前に展示しています。
不要になった消防ホースを交差させて編んだものです。
隙間にエサを隠したりすることに使います。隙間のエサを器用にツメや舌で取る様子が見られます。
展示の物はクマの未使用品で触れても良いように洗浄してありますので、
隙間に指を入れてみたり、クマがやりそうなことを想像してみてください。
みなさんなら、ここにどんなふうにエサを隠しますか??
また、おまけイベントとして
動物園交流施設ふれんZOOでは、
「飼育」に関する本をピックアップして展示していますので、
お時間のある方は読んでみてください
明日、明後日も引き続き開催のイベントがあります。
「飼育の日」気になった方はぜひ遊びに来てくださいね♪
「飼育の日イベント」の内容についてはこちらをクリック!