須坂市動物園日記

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投稿の詳細: ミナミブタオザルの「アジャリ(メス)」(24歳)が亡くなりました。

2024/03/30

ミナミブタオザルの「アジャリ(メス)」(24歳)が亡くなりました。

Permalink 20:02:42, カテゴリ: 動物園つれづれ日記  

2024年3月28日(木曜日) ミナミブタオザルの「アジャリ(メス)」(24歳)が亡くなりました。
数日前から食欲不振が続いており、治療を行っていましたが、2024年3月28日(木曜日)の夕方に亡くなりました。
老衰と思われますが、死因は現在調査中です。

アジャリは2021年7月に愛知県から須坂市動物園へやってきました。

甘いイチゴや葡萄、柿が好きで、八百屋さんからイチゴを頂けた日には真っ先にあげに行くほど、美味しそうに食べてくれました。



好きではないものは匂いを嗅いでポイッと投げ捨てるところもアジャリの可愛いところです。

食欲が落ちてからは好きだったものを食べなくなり、煮たサツマイモにクルミやドングリを混ぜた団子を作ってみたり、
時にはお米を炊いて小さなおにぎりを作ったこともありました。
その都度食べられるものを試行錯誤し、よく食べてくれる日はほっとしました。
寒さが苦手で、温かい室内にこもりがちだったため、やっと少しずつ春めいてきて
外でのんびりできそうな気温になってきた矢先の出来事でした。

ブタオザルの24歳は、人間でいうところの80歳以上の高齢です。
それでも高いところに登ったり、雨を浴びたり、日光浴をしたりとアクティブな一面も見せてくれました。
綺麗なブルーのまぶたとさらさらな毛並みで、アジャリを通してブタオザルの美しさをたくさんの方に知っていただけたと
思います。

2024年3月31日(日曜日)より、ブタオザル舎前に献花台を設置いたします。
ミナミブタオザル「アジャリ」をたくさん愛して頂き、ありがとうございました。