須坂市動物園日記 - 須坂市動物園飼育スタッフから情報発信!
須坂市動物園日記
投稿の詳細: 『オウム・インコデー』の展示をしています。
2020/06/13
『オウム・インコデー』の展示をしています。
6月15日は
「オウム・インコの日」です
日本動物園水族館協会が、種の保存のために制定した記念日です。
6月15日は残念ながら休園日なので…
今日13日と14日の二日間で展示をしています。
場所はとりっこ村にて
オウムやインコたちの中には
環境問題や、人為的な理由によって
生息数が減少している種類が増えてきています。
↑ワシントン条約についてやレッドリストなどについて紹介
ちょっとむずかしいことばかりではなかなかとっつきにくいかもしれませんので
写真やコメントで紹介してます。
オカメインコの紹介はオカメインコを観察しながらご覧いただけます☆
キエリボウシインコの紹介もご一緒に☆
さらに、楽しみながら知っていただこうと
オウム・インコクイズ♪
6問ありますよ
須坂市動物園には
1種のオウムと3種のインコを飼育していますよ!
こちらは、インコ科の中で一番小さな
「セキセイインコ」
漢字で表記すると…
「背黄青鸚哥」と不思議。
最初に日本で飼育されたセキセイインコの羽の色が
「背中が黄色と青(緑)の羽色だった」ということのようです。
とてもなかよし、とてもおしゃべりなのでいつもにぎやかです♪♪
こちらは、インコ科の中で一番大きい種類に含まれる
「ルリコンゴウインコ」
漢字で表記すると…
「瑠璃金剛鸚哥」となんだか強そう!
「背中の瑠璃色や全体に光沢のある羽が金剛石(ダイヤモンド)のように美しい」ということから。
ルロ(メス)は1羽で飼育しているので、お客様を仲間と思っておはなしをしますよ♪
気分次第ですが…
こちらは、野生で生息数が減少している
「キエリボウシインコ」
こちらも漢字表記してみると…
「黄襟帽子鸚哥」とこちらもおしゃれな羽色に合わせた表記。
襟辺りに黄色い羽があります。
帽子は被っていませんが、ボウシインコ属に分類されているのでこの種名。
普段とりっこ村にはいませんが
この2日間だけ4種一緒に展示しています。
こちらは当園唯一の「オウム科」
「オカメインコ」
漢字表記は「阿亀鸚哥」や「片福面鸚哥」と当て字や「おかめさん」に似ている意味合いがあります。
「インコ」とついていますが「オウム」の仲間ですよ♪
いまではしっかりと分類されるようになり「オウム科」は頭の上の
「冠羽(かんう)」が特徴で、それの無いのが「インコ科」です。
日本名(和名)を付けた時にはまだまだ分かっていなかったことが多かったのでしょう。
実際のオウムやインコたちを観察して、
生態だけでなくどんな状況下にいるのかも興味を持っていただけるような
機会になればと思います。
明日14日(日)も展示していますよ☆