投稿の詳細: 国際紛争を学び平和を願う  ~市民学園第3回公開講演会~

2023/08/24

全文へのリンク 09:30:02, カテゴリ: 須坂市民学園

国際紛争を学び平和を願う  ~市民学園第3回公開講演会~

お盆が明け、徐々にセミの声が聞こえなくなり秋の訪れを感じる時期になってきました:)
8月19日(土)市民学園第3回公開講演会が開催されました。
今回のテーマは「平和」です。
講師に内閣府国際平和協力研究員の山田彩乃(やまだあやの)さんをお迎えし、「国際紛争の現状と日本の役割」について講演をしていただきました:p
国際平和協力とは、紛争があった国や地域を支援している国際連合の方たちを支援することです。要請があれば、外務省、財務省、防衛省などの機関と調整をして人を送る、物を送ることで間接的に支援しています;)

 皆さんは紛争という意味を改めて考えたことはありますか?:roll:2人以上で争うことを紛争と言いますが、国際的な紛争は希少な資源の取り合い、2つ以上の勢力が武力を使って争い年間25人以上の死者が出ることを言います。
2022年の紛争件数は137件、亡くなった方は23万人もいるのです:'(紛争がなくならないのは、宗教争い、民族争い、政権不安定、大国の介入、気候変動などが原因でコロナも影響しています。

 また、社会の柔軟性の欠如も紛争がなくならない原因で、南スーダンでは2011年まで20年間争いが続いていたため、大人たちが学校で仲良くするための話し合いなどを学んできていないため、争いで解決する考えを持ってしまいます。

 解決策として弾圧や排除ではなく、現地の人々の主体性を尊重、一人一人へのアプローチが大切になります。
南スーダンへの取組事例は支援物資を単に届けるだけではその物資の奪い合いが起きてしまうため、地域の代表者との話し合いをし、納得する形で物資を届けています:oops:また食糧不足対策で野菜の苗を植える作業を異なる民族同士で協力して行い絆を深め、心にある憎しみを少しずつ緩和しています:oops:その結果、今では争い事が少なくなりました!:p

 平和にするためには紛争の火種となる対立をなくす、柔軟な社会の形成、繰り返し紛争予防が必要です。そして、周りの国が仲介に入ることが平和への近道となり、国中心ではなく現地の一人一人の保障を考えることが大事です:)
 日本は平和な国であり、争いが起きないように平和を願っていますが、遠くの国では今現在も争いが絶えません。他人事と思わず一人一人が紛争解決に向けて平和実現のために何ができるか考えていきましょう:)

☆講演を聞いた学園生の感想
・紛争の原因は様々であり、解消、防止には各国の支援協力によって平和の礎となることを学べました。
・教育を受けることを基本とし、思いやりのある人間として、他の人を思いあたること、悪い事には謝ることを通して、命を大切に傷つけるのではなく一人ひとりが戦争について自分のこととして考えていかなければと感じました。

 

ーであい ふれあい まなびあいー

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