7月31日(日)の会場は60名の参加者が集まった
カンナ・プロジェクト 橘凛保さん平和学習講演会
オープニングではかんなちゃんの登場です!
何って可愛いんだろう~♪♪♪
会場の雰囲気が一転!
温かい空気に包まれました。かんなちゃんは幸せを運んできてくれました。
会場の皆さんの笑顔が素敵です。
原爆投下から1か月で咲いた奇跡の花「カンナ」
爆心地から820メートルの位置でした。
生きる勇気をくれたのに、59年も忘れられていたカンナに「花にも恩を忘れない。この事実を伝えなくては!」と2004年からカンナ・プロジェクト活動が始まりました。
中南米が原産地のカンナを、雪の降る広島に植栽したいと、寒い地方のカンナを探し、須坂市仁礼町の田辺花き園の、故田辺雅夫さんと奇跡の出会いをしました。
田辺さんは橘さんの活動に感銘!
80株のカンナの球根を提供しました。
これが、カンナ・プロジェクトとカンナリレーの出発点です。
人の出会いは不思議です。
不思議と何かが起こり、結び付けてくれると、この活動を通して感じています。
そして、人の出会いも物事の出会いも突然やってくる。
偶然や奇跡は必ず起こる。それをつないでいくことなのかな。心の奥にあるもの、奥の奥で育っているんだね。
自分が体験したもの。この言葉は強いですね。過去はなくなりません。でも引きずらないこと。過去の積み上げで何が大事か気づく事ができます。今できることを精一杯やりましょう。
今を大事にしていく。今を一生懸命生きれば、必ず明日は来るし、未来がある。
「カンナ・プロジェクトは「お互いの想いを馳せ合う(相手をおもいやる。心に想うものは必ずかなえられる)ことで、平和が作れると信じてつなぐリレーであり、カンナリレーはカンナの球根をバトンでつなぐリレーです。」と語る橘凛保さん。
カンナの根っこにあるのは、孔子の論語に出てくる「恕」(じょ)(ゆるす)の精神です。
「心」と「思いやり」と「優しさ」です。相手がして欲しいことをする。
「己の欲せざるところ人に施す事なかれ」
相手を理解し、受け止めること。認めること。相手の身になること。
「仁」と「礼」の町 須坂市仁礼町が「恕」と出会いました。これもご縁です。
「恕」ゆるす・・・受け止める。相手を理解する。認める。想いを馳せ合うこと。
相手を受け入れると人はどうなりますか。
「幸せになるんですよ」
何に命を使うかと聞かれたとき、私はこの活動が自分の「使命」と感じました。志とは違います。
目頭熱く講演される橘さんの姿に、優しさが伝わり、言葉に表せない感動をいただきました。
須坂園芸高等学校の生徒が育てたカンナを、ステージに飾りました。このカンナは4日前はつぼみの状態で、当日に開花するか
心配でしたが、見事に花開きました。花笑みです。これも「つむぐ」と「ご縁」です。
須坂園芸高等学校様 ありがとうございました。
広報に協力いただいた方、
カンナに関係する機関の皆様、
そして、市民の方の協力もいただきました。
「何か手伝いますか。何でもやりますよ。」と当日の準備から本番終了後まで手伝っていただきありがとうございました。
みんなでつくった講演会です。
こうした自主的な取り組みって、きっとまちづくりにつながっていくと思います。
参加者の皆様からアンケートをいただきました。ありがとうございました。
◆アンケート提出 43名 回収率71.7% *複数回答、未回答あり
● 性別
1.男性17(名)
2.女性21
● 年齢
1.10代 0
2.20代 0
3.30代 0
4.40代 1
5.50代 5
6.60代18
7.70代17
8.80代 2
● どちらからお越しですか
1.市内40
2.市外 1(長野市1)
3.県外 0
● 今日の講座の内容は
1.大変よかった32
2.よかった 8
3.あまりよくなかった 0
4.よくなかった 0
● 今日の講演・実演の感想
・仲間の人たちとカンナ咲かせています。町の空地で、まだ咲いていない、咲くのがもっと楽しみになりました。
・これからもカンナを咲かせ続けたいと思いました。
・「恕」「相手の身になる」「志」「使命」「命の使い方」「つなぐ」「つむぐ」「相手を馳せ合う」大切な事を沢山気づかせていただきました。
・市内を歩いているといたるところにカンナの花に出逢います。大事な歴史あるカンナの話を聞き、感動しました。(原爆 そして田辺さんの人力)=真赤なカンナはいいですね。
・カンナの花を須坂中で咲かせている意味を全く知らなかった。戦争の時からつながっているカンナが、とてもたのもしく思います。勉強になったし、これからも子どもたちに伝えていきたい。
・ただ、リレーだけでなく、各地をまわる事によって思いやり、平和を祈る大変なプロジェクト。頑張って下さい。田辺さんとの出会い感動。
・花笑み とても良い言葉を有難うございました。橘さんの人徳=行動力に感動。広島のカンナにこの様な感動がある事に感動。かんなちゃんの実物に初めて逢えて感動。心がほっこりしました。類は友をよぶ ガンバッテ!!
・つないで・つむいで・思いをはせ合う・・・!いっぱいいいお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました。すごい実行力ですね。使命(残り少ない命ですが)を何かに使いたいものですし、何に使えるのか少し考えてみたいです。カンナが好きになりました。
・東北にも広めて下さった事に感動しました。田辺さんに感謝します。なかなか出来ない事を。田辺さんが頑張って下さってありがとう。
・参加者全員の家の玄関に、平和のカンナを咲かせる取り組みを具体化したい。
・恕は思いやり。相手を思いやる事が大切である。ゆるす。受け入れる。自分のしてほしくない事は相手にしない。相手の身になってもらいたい。
・原爆投下地に生き残り咲いたカンナの生いたちを知り、その球根が、全国、世界にリレーされ、平和活動に役立っていることに感動です。もっと市民の庭に、街の中に咲くようにしたらと思います。先生のカンナに対する熱意が伝わり良かったです。
・すばらしいお話でした。これからも続けられますよう、世界中が平和になりますよう祈っています。全国に広めてください。
・「花笑み」・・・花が咲くこと → すばらしい言葉ですね。
つなぐ そして つむぐ → 想いを馳せ合う。
・今をつないで一生がある・・・人間って捨てたもんじゃない!と学ばせて頂きました。世界へ平和の心をつなげたいとのお志をお聞きして、私も自分の命をどう使っていくかを、しっかり考えたいと思いました。ありがとうございました。
今日の講座で知った“花笑み”今後の人生の中で生かして行きたいです。
・大変すてきな講演で感げきです。ありがとうございました。今を大事に生きて行きます。
・橘さんのカンナに馳せる想い、田辺さんとの出会い、つながりのお話がとってもすばらしい内容でした。小・中学生にも聞かせたい内容でした。もっと多くの方に聞いてもらいたいお話でした。貴重な体験談ありがとうございました。
・以前から橘さんのお話を聞きたいと思っていました。とても感動するお話を聞けてうれしかったです。
・カンナのこれほど深い域、つながり、つむぐ等を知りませんでした、大変感動しました。ありがとうございます。市としても先生をバックアップしてあげて下さい。
・カンナを通して相手を思いやること。思いをはせる。この大切さを聞きました。田辺さんの思いも心に染み渡りました。自分にも分からないが、これを使命だと思い頑張っている心に感動しました。
(生涯学習推進センター小林昌幸)
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