10月21日(日)午前中、まなびー号(隊)のインストラクターを先頭に、仁礼町から「大笹街道」を巡ってきました。
インストラクターを含めて11人と若干少なめでしたが、その分、参加者とインストラクターとがマンツーマンでお話し
和気あいあいと半日をすごしました。
まずは、須坂から国道406号を仁礼に向かい「湯っ蔵んど」のあたりで南に入る小道
ここに「右 すざか」「左 ぜんこうじ」と刻まれ、旅人に道案内をしていたのだ。
この小道を歩き、関谷の方へ進む
・・・とまたしても大きな碑
「馬頭観世音碑」
高さ2.8m!当時、物資運搬に大変重要だった馬の供養と旅の安全を祈願して建てられた碑
当時の人々の意気込みをひしひしと感じさせた。
ここからしばらくは、バスで街道を走る・・・
だんだん標高が上がると同時に、紅葉が目にとまる
朝は肌寒かったが、バスの中に入ってくる日差しが暖かくなり紅葉に目をとられながら、ふと空を見上げると!
雲一つない晴天
当時の旅人たちも、こんな景色のなか歩いていたのか・・・この紅葉を見ながら何を思って歩いていたのかなぁ・・・なんてことを考えていたら、山の中腹でバスが止まり、崖を降りるとのこと??
こんな山中に何が・・・?
!!「石小屋洞穴遺跡」!!
入り口幅3m、奥行き3m 今の住居から考えるとかなり小さいが、縄文時代草創期から弥生時代後期ぐらいまで生活していたとされている。
で!なんと!ここから、「微隆起線文土器」が発見されたのだ!!すごい!!こんな身近に歴史てき発見が!!
市立博物館にはこのレプリカが展示。実物は発掘に携わった國學院大學に保管されている。
いろいろな歴史を見たり感じたりしながら、須坂の歴史も知ると面白いなぁなんてことを思いめぐらせ、いよいよ、旧道を歩くことに!
木漏れ日を身体いっぱいに感じ
いざ、「黒門」へ!
黒門の大きさに圧倒され、少しだけ、その山道を登る。
なかなか脚力が必要・・・でも、みなさん、スタスタと登られる。(若い!!)
このまま登ると峰の原の土手道に行けるが、2時間以上かかるとのこと!そんなに時間もないので、いったん来た道をもどり、土手道までバスで移動
今日は、天気も良く風もない、とっても気持ちのよい中、歩くことができたが、
ここを、当時の旅人は、ゴザなどで吹雪などをしのぎながら歩いていたことの説明があった。
「旅人は、殺風景の山道を真っ暗の中、雪・雨・風をしのぎ、ひたすら江戸の町を目指し歩く。一人で・・・」
何を思い、感じながら、この道を歩いていたのだろうか・・・
ふと空を見上げると
見事なまでの、青空と木々の紅葉・・・
歴史を感じ、いろいろ考えさせられ、帰路とあいなりました。
この投稿への コメント はまだありません...