昨年の７月１６日に孵化した、
　フンボルトペンギンの【サラミ】

　とっても元気いっぱいです
　もうすぐ１歳になります♪

　
　実はこの【サラミ】に変化が起きています！！

　ジャーン！！

　
　背中も！！

　ありゃまぁ
　これは一体どうしてしまったの！？

　
　子ペンギン【サラミ】のこの様子、
　とても健全な証拠です
　
　ペンギンの雛は孵化してから
　親鳥のような特徴的な模様がないまま
　約１年間を過ごします。
　背中が濃い灰色、お腹が白
　という岩陰のように地味な配色です。
　身を守るためだといわれています。

　その羽が、ふ化から約１年後になると。。。
　全身の羽がもこもこと浮き立ち、
　ボロボロととれてきます。
　[換羽　かんう]と言います。

　すると、その下に新たな羽が準備をしているのです☆
　乳歯から永久歯に生え変わるみたいな様子です。
　
　でも、背中の写真を見ると
　羽の抜けたあとが白っぽいですね…？？
　ペンギンの背中は黒いのに…。

　それは、ペンギンの羽は二種類の羽が
　二層になって生えているのです

　一番表面が[正羽　せいう]といって、
　しっかりしているので、外部からの刺激から守ることができ、
　さらに防水性があります。　

　二層目は[面羽　めんう]といって
　ふわふわのやわらかい羽です。
　白っぽく見えるのはこの羽です。
　特に保温性に優れた羽です。
　そして、羽繕いでほわほわの状態を
　保つことで防水にもなるそうな

　そんなこんなで、
　換羽中の【サラミ】です。
　一体自分に何が起こってしまったのか
　きっと不安もあるのだと思いますが、、、
　朝方と夕方くらいしか巣穴からでてきません。

　だいたい１０日間から１週間ほどで
　新しい羽に変わるので
　お楽しみに♪

　この時期ペンギン舎にはあちこちに
　【サラミ】の羽が落ちています。
　

　プールにも

　小さな羽を観察してみてください

　換羽が終了すると
　こんな感じになります。
　
　こちらは、【サラミ】のお母さん【サラ】です。
　どのペンギンも同じような模様に見えますが
　ちょこっとした違いが必ずあります。
　【サラミ】の変身の様子、変身後の様子を
　見に来てくださいね♪