今日は12月25日クリスマスでしたね!
須坂市動物園ではクリスマス当日までそれはもう
目が回るくらい皆が走り回り、お正月開園に備えます。

先日、とあるテレビドラマで

「さむい」

という言葉についてセリフに引用されていたのですが

実はこの「さむい」。気温の「寒さ」ではなく
昔の芸人・落語家の方の業界用語
として「つまらない・おもしろくない」という意志を
オブラートに包むように同業者同士で使っていたものだそうです。
現在、日常会話の中で特に若年層で公用語として
見下す、ディする(ダメ出し)、軽蔑するなどの意で
使われていて、ドラマの中では

「言う方に回るな、言われる方になった方が数倍楽しい」

と、仕掛ける、参加を呼びかける方になった方の人間
への賛辞だというように

「さむい」
について紹介していました。

いやいや、ホントに僕らは毎日そんなです。
気温も本当に寒いし、必死なことも「さむっ」という一言で
打ち消されるような、専門的な解説も寒くて
口回らないし、聞く方も寒いから、アイスブレイクどころじゃない
のです(笑)

今回は更に新しいことにも挑戦し、今日まで八日間、
寒い中冷たい水を(注・僕らは慣れているのですが)
公園管理係の皆さんにも協力いただき、くんだり
積んだりしていだたき、除雪もやっていただき、
「動物園でしかできない、クリスマスなものをやろう」
と金魚ツリーを本日25日まで実施し、無事に終了。

正直、あまりに斬新すぎて、見る側の皆さんが着いてこられない感
(意図とか、理由とか、どういうものとしてとらえていいか
感想すら出せないくらい、自身の情報量がなく感想すら出ない
突飛なモノを見た時のアレ)
はありましたが、

寒い中、新聞見て来ました!
というお客様や単純にスゴイという感想もいただき
元気をいただきました。

試験的に違う種も入れて展示していたのは、今後もこうした違う種
を別水槽で混合飼育可能か、

入れたことで、金魚でどんな反応があるか見たかったのですが
金魚の飼育に関してはほぼ大丈夫という感じでしたね。

展示しつつ解説などしてみて
分かったことは、やはり身近なものほど「知られていない」
わけで、金魚(フナ)やコイの違いなんて一目瞭然と思っていましたが

この展示をやったことで「初めてしっかり見た」という方が
ほとんどで「見分けられない」というのが、やった動物園サイド
からしたら、大きな発見でした。

僕らからしたら「こんな簡単なモノ」はないのですが
つまり「鑑賞」と「観察」は脳みその違うところを使って
処理されているのだな・・・というのが発見で

来年度行うなら「複数の発見処理能力に促す」事前の
情報提供が必要だと分かったのです。

今年度は真剣にやりつつも試験実施でしたので、告知や
紹介や狙いについても楽しく検討していければと思います。

「さむい」
と言われようと、発想と実践、発見と向上、これが
出来るのが動物園の良いところ。絶え間ない探究と研究心
が続いていくかもしれません。

「さむい」と言われることを堂々とやりきり、次につなげる。
これが本当に気温の低い地方「熱さ」になることが願い
でもあります。

そして!!!
超速報です☆☆☆

今の話題にも繋がりますが、当園の飼育スタッフも協力して
須坂市動物園サポーター団体「フレンZOOすざか」で
出展していた
こちらも本日終了の「須坂アートパーク　イルミネーションフォレスト」
のイルミネーションコンテストはなんと「第二位」!!!!!

おめでとうございます!

コツコツ毎年出展し、あーしようこーしようと
工夫を凝らし、これまでの園内の製作物も利用し
出展し続けた成果です☆

金魚ツリーでなんとか最終日に見に行ったところ
「こんな大作」だったのです☆☆☆

見たかったという方は朗報です。

こちら明日より年内(を予定し)は引っ越しして
動物園内に設置します☆

そしてそして、毎年年末にイルミネーションに行くと
コンテストに「須坂市動物園の仲間たち」をモチーフして
作品を作ってくださっているんです!
こちら高沢様の作品はそのまま

「須坂動物園へいこう」

こちら個人で作られた作品ですよ、個人!!
これは本当に嬉しい。

年末、長野県はとても寒くなります。
気温が低いと、気持ちが高まらず、
つい厳しく

あれやこれやに

つい「さむい。」と

自分でも言ってしまいそうになります。

特に地方に暮らしていると
必死になっていることすら
冷めてしまいそうになりますが

評価や結果や応援は素直に嬉しいものです。

今日は12月25日クリスマス。
寒くても一日気持ちが温かくなる日、優しくなる日。

気持ちがぐんとアガる日にもなりました。

来年に向けて温まりすぎるくらい暖かくなりました♪

須坂市動物園は12月28日まで頑張ります☆