ここのところ、イベント情報や日々の出来事ばかりの話題が
中心でしたが、この間にも須坂市動物園の飼育の現場では
色々な変化がありました。

本当に他園の方には笑われるかもしれませんが、新しい
「ふ卵機」が導入されました！
飼育の現場では飼育員が全員で「おーっ、パチパチ」
と歓喜に溢れました。

二年前くらいにリサーチにご協力いたたいた園の皆様
に感謝いたします。。。

「おーっ！」となったものの・・・・

その後「あれ？？？？」となったのも不思議ではありません。

ちなみにこれまで使用していた「ふ卵機」（写真二枚目）
はなんと出所不明（余りに昔過ぎて）の頂きモノで
「自動転卵機能」は故障。
（ご存じの方もいらっしゃいますが、温めるだけでは卵はふ化
せず、一日になんども卵をひっくり返したりするのです。）
そのため最初からそんな気の利いた機能は存在せず
「転卵は手動でやるもの」と思っていましたよ。
温度調整も表示が適当。近年は温度が安定しないで低かったり
高かったり・・・

個々の感覚ではこの古いヤツは
昭和５０年代頃のモノと思われていますが

２１世紀の最新式においても

・基本デザインは変わらない
・外付け器具の大きさに変化がない。
・電気機器類にアナログな感が否めない。

などなど、ツッコミどころ満載(笑)。

故障時は基本ベースが変わらない方が修理がしやすい
のかな、、、、とも思いましたが

勝手ながら、この機器類を見て中堅どころは
「８０年代の香りがする。」と大盛り上がり。

映画「バックトゥザフューチャー」に出てくる機器類
（スイッチとかデジタル表示が）に似ている
のです。

と、言うことで勝手ながら「デロリアン」と命名。
（そう勝手に呼ぶだけですが。）
もう少ししたら上部には「バナナの皮とかゴミっぽいものを
入れる動力源」が設置されるかもしれません。
来年あたり(笑)

この「デロリアン」が鳥類のふ化率向上と繁殖技術向上に
今後、役立つことを祈るばかりです。

ともあれ、まだ試験運転の段階。
さて、何からふ化させようという前に繁殖計画を立てなくては
ですね。
（ちなみに動物園同士の動物交換では生体での移動の場合がほとんど
ですが、鳥類の場合は卵で移動させた方がリスクが低いことから
ふ卵機を利用し繁殖させることもあったり、親鳥の育児が上手く
いかない、温めないというケースの際にもふ卵機を使い、繁殖率
を上げる方法もあります。）

来年あたりには、その後の明るい話題を流したいところ
です♪