須坂市動物園では、二種類のフラミンゴを飼育していました。
　　
　南米に生息するチリーフラミンゴが２２羽。
　南アフリカ大陸やインド西部などに生息するコフラミンゴ１羽。
　の二種類です。

　しかし、先週の9月２５日の午前にコフラミンゴが
　老衰で亡くなりました。
　須坂市動物園で、４０年１０ヶ月を過ごした
　長生きフラミンゴさんでした。
　（※フラミンゴの寿命は約４０年ほどと言われています）

　コフラミンゴは、フラミンゴの種類の中で
　一番小さい種類ですが、
　南米のチリーフラミンゴとは違った色合いで、
　ももいろピンクのかわいらしい羽色です。

　このコフラミンゴは十数年前から最後の一羽となってしまい、
　さらにその頃にはもう高齢だったこともあり
　新たにペアを組むためのコフラミンゴの搬入も
　検討していませんでした。
　本来、野生であれば出会うことの無いであろう
　チリーフラミンゴとも仲良く、
　群れに混ざって生活をしていました

　フラミンゴのガイドでは、みなさんに、
　一羽だけ違う色のコフラミンゴ探しをしてもらったり
　それがなぜなのかをお話ししたりしました。

　そんなお話しができなくなるのがとても残念です

　しかし、
　こんなに寿命の長い生き物の最期を看取ることができて、
　飼育員として感謝したいと思います。　

　
　今まで、コフラミンゴに会いにきてくださった皆さん、
　ありがとうございました。