善光寺とすざか
須坂学舎10期生 第5回学習会
「善光寺信仰と善光寺周辺のまちづくり」
平成30年5月19日実施
むかーし、むかし、善光寺にも、須坂の人々がいろいろ
寄付や奉納をしていました。
その一つが、現在の八十二銀行善光寺大門町支店前の灯籠です。
ここには、「高井郡」の文字が残されています。(2つの内の西側)
また、八丁村の人々が、獅子の香炉を奉納しています。
善光寺向拝の階段を登ったところに香炉の獅子は、オスであったこと
をご存じでしょうか。
香炉の獅子の像には、しっかりと雄のシンボルがあるではないですか!
よかったら、改めてしっかりと観てください。
また、善光寺本堂の東側(城山小側)の土台には、須坂の方の名前が
彫り込んであります。
他にも本堂西側の階段の上り口の擬宝珠のところにも須坂の方の
名前があります。
このようにかつての須坂の方々は、善光寺への熱心な信仰だけでなく、
経済的・実質的な支援もされていたのです。
これらは、須坂学舎の10期生が、自主計画して主催し
元インストラクターの宮本圭子さん(須坂市在住)や田幸賢一さん
(須坂市在住)の二人を講師に案内していただいたものです。
他にも、善光寺の「パワー・スポット」や「善光寺縁起」などを紹介
いただきました。
なかでも、大勧進の僧侶である天野義光さん(須坂・光明寺住職)に
護摩祈祷をしていただき、更には、「善光寺絵巻」の絵解き、語りを
実演していただきました。この天野住職の絵解きは、小林玲子さん
肝入のグループにあり、語りの本格的内容で、歌までありました。
流暢な絵解き・語りに参加者は、感激し、とてもよい思い出となり
ました。
大本願で昼食をいただき、善光寺の周りをくまなく散策説明いただき
すっかり、善光寺に魅了された一日でした。
須坂にも、太子堂(太子町)には、「聖徳太子絵伝」があったり、
上中町の法然堂には「孝子善之丞感得御絵伝」があったりして、
絵解きを「須坂蔵の町 昔を語る会」(佐藤政世会長)の皆さんが
地域に広められております。
これも「まちづくり」の一環で、須坂の町を紹介されています。
「善光寺にも、須坂の面影やひとコマがあり」でした。
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