前回授業から3日。大雨から一転30度を超える暑い日が続きます。
晴天が続いたということは…玉ねぎを掘るチャンス!
先生方が集まって、授業でできなかった玉ねぎの収穫を行いました。
照り付ける太陽の中、汗をかきながら収穫した玉ねぎは345Kg!
みなさんに配ったおみやげの分やおやつに使った分を含めて、今年の玉ねぎの収穫は約400Kgほどになりました
これから風通しの良いところでしっかりと干して保存します。
さて、作業はこれだけではありません。雨上がりの後の晴天で、農小の畑では作物だけではなく雑草がぐんぐん育っています
そこで先生方は草取りも行います。
汗をかきながら丁寧に草を取りつつ、作物の様子もチェック。
土を寄せたり、脇芽を欠いたり…。そして今後のお世話について先生方で相談しながら作業をします。いつもこうして、先生方は子どもたちが楽しく農業小学校の授業ができるように作業をしてくれているんですよ。
次回の授業も楽しみにしていてくださいね
長野県の梅雨入り宣言から2日後の6月10日土曜日、信州すざか農業小学校第4回目の授業が行われました。
はじめの会の”きょうのそら”コーナーで、元気象庁予報官の教頭先生とみんなで見上げた空模様は…
「下層雲といって、空の低いところに雲が出ています。今日の天気は”くもり”です。今はほんの少しだけお日さまが見えますが、気象庁では今日のように空の9割が雲に覆われている場合”くもり”といいます。」
とのこと。へえ~子どもも大人も勉強になりますね。
そして、今日も須坂創成高校から、先生と3名の生徒さんがきてくれました!
大豆と落花生のクイズを出題してくれました。どちらも今日の授業で植える作物です。
それでは畑に移動してさっそく植えていきましょう
これは大豆の種。“ナカセンナリ”という長野県で生まれた品種です。この種は【大豆100粒運動】に参加して、分けていただきました。
(大豆100粒運動について詳しくはこちらをご覧ください。→SBC信越放送大豆100粒運動)
あらかじめ先生が耕しておいてくれたふかふかの土はまだ平らです。ここにクワを使ってうねを作るところから始めます。
子どもたちには重くて大きいクワ。
「こっちを持つとやりやすいぞ」「じょうずじょうず」。
先生方がひとりひとりに声をかけ、みんなで協力してうねを作りました
うねができたら、種を2粒ずつ目印のところに蒔いていきます。
最後は土をかけて完成!
次は落花生。覚えていますか? 5月13日の第2回授業でポットに1粒ずつ種を蒔きました。
校長先生が持っている苗はその種から芽が出た落花生の苗です
先生が作っておいてくれたうねに、ポットから出して植えつけます。
ポットから出すときの“チョキの指”もみんな自然にできていますね。
じょうずに根付くと良いね。
おや、こちらの長芋からは、ずいぶん長い芽が出ている?…
と思ったらこれは先生のいたずら! 先生が成長の様子をみんなに見せるために、長く伸びた芽を持ってきてくれたんだそうです。でも、きっともうすぐ農業小学校の畑からも本物の芽がでてくるはず。次回は見られるかな?
続いてこちらに植えるのはなんでしょう??
これはさつまいもの苗です。よーく見ると根っこが出ていますよ。
先生が育ち方や植え方を説明してくれました。
植えるときは舟形に穴を掘ったところに苗を寝かせて、苗の先を出して土をかけます。
寝かせて植えた方がたくさんおいもができるんだそうです。
今日のテーマは「たくさん実れ~野菜のお世話~」。たくさん収穫できるように、植えるときにも工夫が必要なんですね。
ちなみに、植えたさつまいもはシルクスイートという品種で、しっとりやわらかいおいもだそう。楽しみ!
さて、植え付けだけではありません。「野菜のお世話」もやりましょう。
というわけでやってきたのはじゃがいものうね。
入校式の日に植えた種芋から出た芽は大きく育ち、花も咲きはじめています。が、今日はこの花を摘んでしまいます
花を摘むことで、栄養を少しでもイモのほうへ送るためです。
花のかたちや、葉っぱのようす、やってきている虫の観察もしながら花を摘みました。
長ネギやとうもろこしのまわりの雑草も取り…
最後は収穫です
おや?玉ねぎの葉っぱが倒れています
とり頃の玉ねぎの葉は倒れているんだそうです。今日はこの中から2つずつ収穫します。
大きいのがとれたね!
かわいいサイズのかぶもとりましたよ
今日の作業はこれで終了。
植え付けから、野菜のお世話に収穫まで、いろいろな作業をしました。
楽しみのおやつはよもぎ団子
よもぎは、傷に貼って血止めにしたり、疲労回復や肥満解消など薬草としても利用されてきたそうです。よもぎの良い風味のお団子はとっても柔らか! さらに目にも鮮やかなフルーツ寒天も入って豪華なおやつでした。
次回の授業は7月1日。7月と8月の授業は暑くなるので30分早く朝の涼しい時間に活動をします。
午前8時30分から始まりますので5分前までに受付を済ませてくださいね
これからぐんぐん生長する作物の様子を楽しみに、また次回の授業でお待ちしています
5月も終わりに近づき汗ばむような日も増えてきました。畑では作物が育ち、あちこちの田んぼには水が入り始めています。
さあ、いよいよ田植えの季節です
5月28日日曜日。空には太陽をうっすら隠すおぼろ雲。暑すぎず雨も降らず、田植えには最高の気候となりました
今日の田植えには、須坂創成高校の3人の生徒さんと先生が一緒に参加してくれます
はじめの会では、大きなパネルを使ってお米に関するクイズの出題や、稲の植え方の説明をしてくれました。
農家先生たちは、事前に田んぼに水を入れ、畔の草刈りや「代掻き」をし、田植えの準備は万端!
農業小学校の今年度のテーマのひとつは【昔ながらの農業を体験してみよう】。
今では機械を使うことが多い田植えを、みんなで協力してひとつひとつ手で植えますよ
靴を脱ぎ、おそるおそる田んぼに足をふみいれます。
冷たい! 豊丘の水は予想以上に冷たくてびっくり。そして足の指の間から出てくる泥の感触にあちこちで声が上がります。気持ちいい?気持ち悪い?
…面白い!
先生の号令に合わせ、子どもと大人交互に一列に並び稲苗を3本ずつ植えていきます。
進むのは後ろ向き。転ばないように気を付けて。
「ここはもう少し植えられるよ」「こうやって植えるんだぞ」
先生が教えてくれます。だんだん慣れてきたかな?
そして、
やったー!
みんなで最後まで植えることができました。
頑張ったね!
田植えの後は灰野神社の水神さまへみんなで豊作を願いました。
良いお米がとれますように。
田んぼから帰ってきたらわらび採り。たくさん採れた太いわらびは今日のおみやげです。
採ったわらびのあく抜きの方法も先生が教えてくれましたよ。
そして楽しみな農家先生手づくりおやつは、具だくさんの五目おこわ。
今日の田んぼで昨年採れたもち米で作ってくれたそうです。
みんなで植えた今年のお米も美味しくなるといいですね
夏休みも終わり暑い毎日が続きますがみなさんいかがお過ごしですか?
農業小学校も8月はお休みです。暑い中ですが作物たちはぐんぐんと生長していますよ。
5月にまいたひまわりはどんどん伸びて、2メートルを超えるものも!
今は花もこんなに咲き、鮮やかな大きな黄色い花たちが畑の周りを彩っています。
ではこちらは何の花でしょう?
何度かみなさんのおみやげにもなった、おなじみのアレです。
答えは……ニラ!
こんなにかわいらしい花をつけるんですよ。ご存じでしたか?
それでも匂いは立派に「ニラ」です
つぼみの頃は茎とともにおひたしや炒め物にして食べることもできるのですって。咲いてしまうと茎が固くなって食べられないので短い間しか楽しめない貴重なもの。農業小学校がお休みで残念です。
ほかの植物もぐんぐんと育っています。
1本の細いツルだった長いものツルはこんなに伸びました。
サトイモもこんなに大きくなっています。事務員と並ぶと葉っぱの大きさがわかりますか?みなさんの身長より大きいかもしれません
そして作物以上に元気いっぱいなのが雑草たち
こちらは暑い中先生方がせっせと抜いてくださっています。農業小学校の子どもたちが農作業を行うために見えないところで先生方がいつも畑や田んぼのお世話をしてくれているんです。
いつも本当にありがとうございます!
さて、次回の授業ではかぼちゃの収穫を予定しています。
以前の授業で生まれたばかりの赤ちゃんかぼちゃの観察をしましたが、その後もたくさん実をつけ順調に育っていますよ。
農業小学校で育てているかぼちゃは「白爵」という白い皮のもの。ほくほくした食感で、よく見かける緑の皮のものより皮は固めで日持ちがするそうです。早く食べてみたいところですが、とりたてよりもしばらく貯蔵しておいた方が甘みが増すとのこと。ますます気になります。収穫が楽しみですね。
さらに次回は秋野菜の植え付けも行います。
白菜と大根。いずれも寒くなってから大活躍する野菜たち。
植えるのはじゃがいもととうもろこしを収穫したあとの畑です。もちろんこのままでは植えられないので、農家先生が準備をしてくれています。
植えるための土づくり。大きな機械で耕耘します。
とうもろこしは丈夫な茎が残るため、刈り取って「藁切カッター」という機械で細かくしなくてはいけません
これから数度耕して、ふかふかの土にするんだそうです
おっと、こちらでは先生方がなにか植えてくれていますよ?
なんの苗かな?次回の授業のお楽しみですね
久しぶりの農業小学校まであと少し。次回の授業ではいったいどんな景色がみられるでしょう?
さつまいもは、つるがのびて、たくさんの葉が茂っています。
葉っぱよりも根に栄養がたくさんいくように『つるかえし』という作業を行いました。
土の中の根は、だんだんと太り、甘くておいしいさつまいもに育つ予定です。
長いもは、つるがどんどんのびて棒に巻き付いていました。
里芋は、土の中から何本も出てきた葉柄から大きな葉を広げていました。
雨上がりには、雨のしずくが・・・
大豆(なかせんなり)は、むらさき色の花が咲き終わり、さやがたくさんついています。
さやがぷっくりふくらむと、刈り取りができます。
虫もおいしい豆をねらってやってくるので、見つけたらつかまえないといけません。
大豆は、7月に収穫した枝豆(あおあじ)とそっくり。
農家先生に聞くと
「枝豆をそのままにして熟せば大豆になるから、大豆も枝豆も同じだよ。
なかせんなりという品種は、枝豆もおいしいけれど、大豆にしてみそなどの材料に使うのにぴったりだよ。」
小豆は、黄色の花が咲いていました。
大豆も小豆も似ているようにみえるけれども、花の色だけでなく、葉の形も違い、
茎は、大豆は太い茎が葉や実を支えているが、小豆の茎は細くて葉を支えきれず花が隠れていました。
7月は小さな実だったかぼちゃは、8月に入りどんどんと大きくなっています。
農家先生に収穫時期を確認しました。
8月16日
「とっても大きくなったけれど、まだ収穫には早いかな・・・。
つるにつながるジクがコルクのように茶色になったらおいしく育った印だから」
9月3日、6日
「ジクが茶色だから、収穫しよう。児童のみんなに収穫してもらいたかったなぁ」
とっても残念がる校長先生と、収穫をしました。
長ねぎの土寄せや、作物の周りの草取りもしました。
にらの白い花の周りにはちょうちょうがたくさん飛びまわっていました。
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