7月31日
農業小学校が始まる前に、オリンピックの聖火ランナーが登場!
「オリンピックを通してたくさんのことを学んでほしいです」とあいさつし、
トーチを持たせてもらいました
はじめの会の校長先生のお話は、
「4月に植えたじゃがいもを、今日掘ります。ひとつの小さなたねいもから、どのくらい収穫できるか楽しみですね」
「みんなが、前回作ったかかしを、田んぼに立てます。田んぼの苗もどのくらい成長したか、観察しましょう」
畑に移動し、じゃがいも畑は、葉が枯れ、茶色の茎が数本出ているだけです。
土の中を掘ると・・・ たくさんのじゃがいもが収穫できました
とうもろこしは、自分の身長よりも高く伸び、ちょうど収穫の時期です
教頭先生より教えてもらったおいしいとうもろこしの見分け方
①ひげが茶色い
②握って上のほうまで実が育っている
③ずっしり重い
「とうもろこしは、葉で光合成をした栄養を夜の間に実に移すので、朝採りするのがおいしい。
昼は、実に蓄えた糖分を使ってしまうから、夕方採ったとうもろこしは甘みが少なくなる。
今から収穫するとうもろこしは、おいしいですよ」
各々、おいしそうなとうもろこしを見つけ、収穫しました。
「ボキッと折れて、楽しい」と収穫の醍醐味もあじわいました。
次は田んぼへ移動し、観察です。
稲から穂が出始めていました。花が咲くのはこれからです。
先生が持ってきてくれた別の田んぼの穂を観察すると、白くて小さな花が咲いていました
「これが、お米の花なの?小さくてよく見ないと見えないね」との感想がありました。
花が咲き終わる頃から、鳥がやってきます。鳥たちからお米を守るために
あみをかけ、かかしを設置しました。かかしが田んぼの番人のようです。
農業小学校の畑でとれたじゃがいもを使ったじゃがいももち、
収穫したじゃがいも、
5月に種まきをした枝豆をお土産に持ち帰りました。
次回は9月4日 白菜や大根の種まきです。
7月3日、第5回の授業が開催されました。
はじめの会では、今の時期の天気についてのお話をききました。
教頭先生は長い間気象台で働いていて天気の先生でもあります
「最近雨が多いのは【梅雨】。昔から『タチアオイの花が上まで咲いたら梅雨が明ける』という言葉もあるよ。
この日の空を見上げ、「山にかかった雲は【層雲、きり雲】、ふわふわした雲は【積雲、わた雲】、発達すると【積乱雲、にゅうどう雲、かみなり雲】になるよ。」
校長先生のお話は、
「いつも食べているごはんはうるち米。赤飯やおもちはもち米です。
農業小学校の周りの田んぼはうるち米で、農業小学校の田んぼはもち米です。
鳥もうるち米よりももち米が好きなので、食べに来ます。鳥よけをつくりましょう。」
わらなどで胴体を作り、服を着せて、頭には帽子もかぶせます。
私たちの代わりに鳥を追い払い、お米を守ってくれるよう願いを込めました
キラキラ光るテープやCD、カラカラ音のする空き缶なども付け、鳥が逃げていきそうな8体のかかしが
できました。
田んぼへの設置は次回の授業です。
次は畑の作業です。
畑では、6月に植えたサツマイモの苗が根付いて、少し大きく育っていました。
とうもろこしの苗もだんだん大きくなり、上に雄花の穂、横に小さい雌花が出始めていました。
葉っぱを触ってみると、さつまいもやさつまいもの葉っぱとは全然違うようです。
前回蒔いたにんじんも芽が出ていました
かぼちゃの苗は、つるがどんどん伸びて、大きな葉がたくさん出ていました。
葉の間から覗いてみると、黄色い大きな花がたくさん咲いています。
雄花と雌花の違いも、先生のお話を聞いて、実際見てみるとよくわかります。
雌花には、つぼみの時から丸い小さな実が付いていました
玉ねぎは、葉が枯れて茶色になっていました。収穫のタイミングです。
軽トラックいっぱいの玉ねぎが収穫できました。
お土産は、農家先生特製の玉ねぎとあんこのおやき、にんにくでした。
次回は7月31日 じゃがいもととうもろこしの収穫、稲の観察とかかしの設置を行う予定です。
6月12日、第4回の授業が開催されました。
はじめの会では、須坂創成高校のお兄さん、お姉さんから野菜のクイズがありました。
沖縄県の人の焼き芋の食べ方や、玉ねぎを切る時の工夫についてです。
畑での作業もお兄さんお姉さんと一緒とのことで、わくわく
今年度のテーマのひとつは
【いも・イモ・芋を作ろう】です。
4月・5月にじゃがいも、里芋、長芋の種イモの植え付けをしました。
今日はさつまいもの苗を植え付けます
土を高くしたうねに、なえを植えるための舟形の穴を手で掘ります
穴に水を入れて、シルクスイートという品種の苗を置きます。
「成長点の芽は南に向けてね。苗をおいたら土をかけるよ。成長点には土をかけないでね。」と
校長先生に教えてもらいながら、300本の苗を植えました
枝豆用の豆は5月に蒔きました。今回は大豆用の『なかせんなり』と、赤飯に入れるための『小豆』を蒔きます。くわでうねをつくり、2粒ずつまき、足で土をかけていきます。
まき終わった後に鳥よけ用のひもをはります。
「小豆は双葉が土の中から出てくるけれど、大豆は豆が土の中から出てくるんだよ。その豆は鳥の大好物なので、鳥に食べられないように大豆のほうだけはひもをはるよ。」
同じ豆なのに・・・不思議です
にんじんの種まきを授業でおこなうのは、初めてです。
風が吹いたら飛んでしまいそうなほど小さな小さな種を見て、
「こんなに小さい種なのに、にんじんができるの?」と素直な感想を話す児童も。
今回も新玉ねぎの収穫をします
前回よりも大きくなっていました。
前回は葉っぱがぴんと立って「今なら葉っぱもやわらかくておいしく食べられる」と聞きましたが、
今回は葉が倒れています。
「たまねぎは、葉が倒れてからも土からの栄養を吸って大きく育つよ。でも、葉っぱはもう固くなって食べられないようだね。」と農家先生に教えてもらいました。
次回の7月3日に残りの玉ねぎを収穫する予定です
薄紫色のじゃがいもの花が咲いていたので、じゃがいもに栄養がとどくように花つみもしました。
大きく順調に育っているほかの作物も、観察しました。周りの草とりもして、作物の成長の妨げにならないようにしました。
このあたりの地域では6月に節句のお祝いをするので、今回のお土産はよもぎのお団子です
もち米からつくられた白玉粉、大豆が原料の木綿豆腐、豊丘でとれたよもぎで作ったお団子に、小豆が原料のつぶあんをかけてあります。
鯉のぼりや五月人形を飾り、菖蒲やよもぎを軒下にさげ、柏の葉でおもちを包んで節句のお祝いをしたことなど、農家先生が、子どもの頃のお話をしてくれました。
「ここにいる児童の皆さんは、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなどのみんなが、健康に成長することを願い大事に育ててくれたおかけで、今の健康な皆さんがいるのですね」
次回の農業小学校は7月3日 玉ねぎやにんにくの収穫、鳥よけづくりを行う予定です。
5月30日、第3回の授業が開催されました。
はじめの会では、かぼちゃの苗をみて、びっくり!大きな葉が出ていました。
田植えが終わった後に、畑に植えつけをします。
今年度のテーマのひとつは
【八十八の手間をかける米づくり】です。
毎日の食事に欠かせないおこめは、たくさんの手間がかかり、
中でも人の手で植える田植えは、一大イベント。
いざ、田んぼへ
田植えの前に、苗の観察です。
植えるのは、もち米(モチヒカリ)の苗です。
もみから出ている白い細長いものが芽や根です。
これが伸びて、やがて田植え用の苗に。
裸足になって、一列に並び、おそるおそる田んぼの中へ
田んぼのどろはぬるぬるしていて、足がとられ、しりもちをつきそうになりました
農家先生に教えてもらいながら、苗の束から3本の苗をとり、植えていきます。
田の水は黒くて、どの位の深さかは見えません。
けれど、手の感触で土の中に入れ、水に浮いてこないところを見ると、どうやら植えられているようです。
農家先生の「植えて!」「一歩下がって!」のかけ声に合わせて、1時間ほどですべて植えることができました。
植え終わった田んぼを見ると、とても上手に植えられていました。
『日照りになりませんように、台風の被害に合いませんように、豊作になりますように』
灰野神社と水神様に祈願
次に、畑へ
里芋、枝豆、とうもろこしは芽が出ていました!
畑での作業は手分けで行いました。
とうもろこしの芽が出なかったところへ苗を植え、
ポットで育てていたかぼちゃの苗は畑へ植えました
昨年10月に植えた玉ねぎが順調に育ち、玉ねぎの玉ができてきました。
今の時期であれば緑色の葉もやわらかく、おいしく食べられるので、新玉ねぎとして少しだけ収穫
3週間前に収穫したにらも、新しい葉を伸ばし、今年度3回目の収穫をすることができました。
隣の畑の方のご厚意により、農業小学校開校以来、初めてのわらびの収穫です。
「葉の開いていない、やわらかいわらびを収穫するんだよ」
「そのまま茹でてもあくがあるので、熱湯に灰を入れ、わらびのあくを取って食べてね」と、
農家先生に教えてもらいました。
今日のおみやげのおやつは、農家先生特製おこわです。
昨年収穫できたもち米、農家先生が自宅で育てたソルガムとたけのこ入り。
味だけでなく、食感も楽しいおこわでした。
今年もおいしいもち米が採れるよう、手入れの作業もがんばろうと決意がかたまりました。
次回の農業小学校は6月12日 さつまいもの植え付けや豆の種まきを行う予定です。
5月8日、雲一つない青空のもと、
第2回の授業が開催されました。
はじめの会では校長先生が前回の授業で種を植えた
かぼちゃの芽を見せてくれました。
前回の授業から2週間。
もう芽がでてきているポットがいくつもありました。
土から顔を出した芽は青々と、とても元気そうな色をしていて、
うれしい気持ちになりました。
5月30日頃に畑に植え付けをして、収穫は8月頃になる予定です。
今から楽しみ楽しみ
今日はとうもろこしと枝豆の種まき、
長ねぎと長いもの植え付け、
離山散策を行いました。
作業の前に、畑の観察です。
前回種イモを植えたじゃがいもは芽が出ています。
土の中はどうなっているんだろう?
種イモから白い芽がのびて、土の上に出ると緑色の葉が広がっています。
種イモは、根や葉に栄養を送り、やがて腐ってしまうと教えてもらいました。
農業小学校流植え付け、種まきのコツを紹介します
まずは長ねぎの植え付けです。
うねを深く掘り、長ねぎの苗を2本ずつ置き、こぶし1個分離して次の苗を置きます。
最後に土をかけます。土は、葉が分かれているところよりも下の部分まで。
成長したら土寄せをします。
おいしくな~れと心を込めて植えることで、甘い長ねぎになるのだそうです
秋には収穫できます。今から楽しみですね
長いもは、いもを10cmくらいに切ったものを植えます。
切り口に石灰をつけて腐らないようにします。
成長しやすいよう、土の中の石を取り除き、管を入れてその中で育てます。
そうすると、堀りあげやすいのです。
とうもろこしの種まきは、クワを使ってうねづくり、種の観察、種まき、土かけです。
校長先生から教えてもらったことは、
種の色は赤で、消毒が付いていて『食べられないよ』という目印。
2粒ずつまく理由は、
①1粒の芽が出てこなくても、もう1粒がでるから
②2つの苗が寄り添って伸びたほうが、倒れにくいから
③受粉しやすいから
今後成長を観察していきましょう。
夏の収穫に向け、枝豆の種まきも行いました。
枝豆も2粒ずつ、目印のところにまいていきます。
作物の成長の妨げにならないよう、石ひろいや、草とりも行います。
前回収穫したばかりのにらはどうなっていたかというと・・・
収穫できるほど、成長していました
常にやわらかいにらが収穫できるよう、今回はどっさり収穫しました
作業の後には離山へ散策に行きました。道中、毛虫を発見
途中の広場には、豊丘地域の方々が作った、
オリジナルのアスレチックのわんぱく広場があります。
自然に囲まれた素敵な空間で楽しい時間を過ごすことができました。
散策から戻ると農家先生たちがおやつのお土産を用意して、待っていてくれました。
今日のおやつはにらせんべいとケールせんべい。
お好み焼きの粉で作ったもちもちの、おいしいおせんべいでした。
ほかに、昨年収穫した大豆、豊丘産のサラダ用苦くないケール、旬のふきのお土産をもらいました。
農家先生に教えてもらったレシピで、ぜひ家族で料理をし、味わって欲しいです
次回の農業小学校は5月30日。
田植えを行う予定です。