須坂市動物園日記

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投稿の詳細: 秋の特別企画展「身近な生き物展」スタートしました!!

2014/09/06

秋の特別企画展「身近な生き物展」スタートしました!!


本日9月6日より秋の特別企画展「身近な生き物展」がスタートしました。
すでに毎年恒例となりましたが、園内や付近に生息する「生き物たち」
にスポットを当てて、生態などを知っていただき地域の自然に関心を
持ち、足元に暮らす生物たちの存在に気づいていただくのが目的です。

今年は雨続きなのか生き物たちが見つからないため、牧草地の
バッタ類を採集して「第一弾」として展示しました。
随時、採集時の担当の関心で展示物が変わるのも、やっていて
楽しいところです。

バッタ類から来週末はある「生き物」にスポットを当てて
「今週の顔」としてご紹介したいと思います。


当園の牧草地は広く農薬を使わないので、生物たちには「楽園」
です。ものの30分で10種類くらいの採集に成功します。
探せばそのあたりの草むらにいそうですが、これがなかなか
「いるところ」を知らないと結構採集も大変です。

スタート時にもカマドウマなど展示したりしていますが
最近では「こんなのも」珍しいようです。

ショウリョウバッタのメスは体長10センチはある
「大物」ですが見たことない方も多いと思います。

こうして草など食べていると保護色で分かりづらいのですが
これがオスを背負っていたりするとけっこう「大物」が
動くのでビックリします。。。。


ちょうど食事中でしたが、口元をゆっくり観察できたり
するのもこうした昆虫類の展示の見どころです。

隣の隣にいるキリギリスが鳴きまくって、結構なBGMですが。。。。


夏より始めていた両生類・爬虫類の展示も継続して行って
います。
今夏はアマガエルの通常・青・黄色の3色のアマガエルを
比較で並べて展示しています。


こちら黄色のカエル。生まれつき色素が少ないアルビノ個体。
金色に見えます。
こんなカエルたちもよーく探すと、すぐ傍の田んぼにいたり
しますよ。

「昔は当たり前にいたなぁー」なんて言いながらご覧になられる
お客様も多いのですが、改めて「彼ら」を観察し、不思議を知ることで
生息地や足元を見つめて欲しいなと思います。

そんな「足元の不思議」に気づき関心を持つと、世界は
変わって見えてくるかと思います。

随時展示する生き物たちも変わります。

須坂市動物園にお越しの際は企画展に足をお運びください。

終日、動物園交流室1階で10月13日まで実施しています。
(延長する場合もございます。)

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