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いくいく Mura3

投稿の詳細: 15 プロローグ

15 プロローグ

この小説フィクションです。
登場人物、団体等のほとんどが架空であり、内容もつくりのものです。
(いよいよ最終回です。。。ありがとうございました)

[続き:]

 救助技術大会が近い。
僕は「障害突破」という大会の花形種目で5人一組で出場を予定している。
「遅いぞ!なにやってるんだ!!」
「現場じゃ誰も待ってくれねーぞ、死にてーのか!!」
チームリーダーの僕は、隊員に喝を入れる。

あれから僕は変わった。
一人でも多くの人を助ける、大切な人を亡くして悲しむ人を減らす。
そのための努力は人一倍しているつもりだ。

「救助指令、交通救助・・・」
「行くぞ!」隊員に声をかける。
サイレンが響き、進行すると前方に事故現場が見える。
本部に無線連絡、「救助1現場到着、活動開始!」
「1番員2番員、スプレッターでこの位置よりドア開放!」
「3番人、要救助者保護!」
「4番員、出火警戒、消火器準備!」
次々と隊員達に指示を伝える、「よし!」と歯切れの良い返事が返る。
「救急隊!あと1分で救出完了見込み、待機願う!」
「了解!」
淀みない活動、あのビデオに写っていた救助隊のレベルに追いつけただろうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は、久しぶりの休暇。

抜けるような青空、潮の香りが心地よい。
事故現場のすぐ脇にあるテトラポットから海を眺めている。
「きれいな海だね。。。」
彼女の明るい返事が心の中で聞こえてくる。

彼女が僕に最後に残した言葉「一緒に海がみたいね」。
いま、こうして一緒に見ている。
彼女の姿は見えないが、必ず僕の隣にいる。
そう感じる。

救急車がサイレンを鳴らしながら後ろの国道を走りぬける。

「また、一緒に海を見ようね」
そういい残して、僕は立ち上がった。

また、現場に戻るために。

コメント:

コメント: Mura3 [メンバー]
コメント、ありがとうございます。
次はいつになるかわかりませんが、第二弾もありますので、これからもよろしくお願いします。
文字化け、申し訳ございません。。。
(何故だろう。。。)
永続的リンク 2005/03/20 @ 10:35
コメント: いけいけすざか管理人 [メンバー]
化けてますね~
どうしたことでしょう
永続的リンク 2005/03/20 @ 13:55
コメント: いけいけすざか管理人 [メンバー]
直しました。
トラックバックですね。
相手のブログの文字コードがEUCなので化けるんですね。
永続的リンク 2005/03/20 @ 14:01

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