カテゴリ: イベント情報

2016/11/13

きもの日和in信州須坂2016開催しました

2016年11月3日(木・祝)に、「きもの日和in信州須坂2016」を開催しました!
多くの方々のご参加、ご協力をいただき、まことにありがとうございました。

当日、須坂の町は「えびす講」や、「うまいもん市」はじめ、色々なイベントで大変にぎわっていましたよ:D
そんな町中を着物で歩くのは、また格別です:idea:

今年は、初めての試みとして、須坂屈指の老舗料亭「能登忠」での昼食会、続いて、笠鉾会館での「いにしえの祇園祭」鑑賞、町のそぞろ歩き、クラシック美術館での「秋の大虫干し会」見学を、着物を着て一緒に楽しむプランをご提案しました。


青空のもと、着物姿が映えますね。

さて、今回のメインイベントのひとつ。能登忠さんでの昼食会です。
おかみさんが、着物でお食事をするときのポイントなどを教えてくださり、実践しながらお食事です。
それにしても、いつも着物を着て働くおかみさん。かっこいいです!

ランチは「花籠」。秋の美しさとおいしさがあふれています。

お食事のあとは、しばしフリータイム。
近くの「旧小田切家住宅」は、糸にまつわるクラフトフェア「Ito縁市」や「うまいもん市」が開催されており、館長がご案内しました。フォトロケーションとしても素敵ですので、皆様楽しんでいただけたようです。

そして、いよいよ笠鉾会館に集合!
「いにしえの祇園祭」鑑賞です。このイベントは、笠鉾会館としても初めての試みで、普段は展示されている「屋台」の上で、実際に使っていた昭和初期の頃ように、踊りやお囃子を上演するというものです。


お囃子の方々が屋台に上り、準備万端の様子にワクワク


お囃子では、「須坂小唄」も聞けました。

”本物”の屋台の上で、子どもたちのかわいらしい舞や、湯田中から来てくださったという現役の芸妓さんの舞が見られて、感激です。


皆様と記念撮影させていただきました!:D
着物姿とやっぱり似合います。圧巻です。
(こちらの写真はウェブサイトよりダウンロードができます)
http://www.culture-suzaka.or.jp/kimono/index.html

クラシック美術館では、恒例秋の大虫干し会が行われていました。
大正末期から昭和期の着物約50点が公開されました。

他にも、簡単手作りのワークショップもありました。
こちらは、「着物模様で絵葉書作り」。



さすが、着物ラブな皆様の作品。素敵な仕上がりです☆

こちらでは、香り袋作り体験。中学生のボランティアさんたちも着物を着て、がんばってくれました:D

特設グッズ販売も、好評でした~!

着物もりだくさんで楽しかった「きもの日和」。
おかげさまで、遠方からご参加くださるかたや、毎年のようにご参加くださる方も多く、ありがたさを実感します。
「きものの似合う町」須坂で、「着物」に親しむきっかけとして、より参加しやすく、毎年楽しみになるようなイベントを目指したいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

2015/12/18

20周年記念 きものモダニズム展 in 東京 泉屋博古館分館

2015年9月26日(土)~12月6日(日)の会期で、須坂クラシック美術館所蔵の着物約100点を東京・六本木の泉屋博古館分館で展示する特別展「きものモダニズム」が開催されました。おかげさまをもちまして、無事会期を終了することができました。
会期中には、前期後期をあわせて1万3041名もの方々にご来場いただき、厚く御礼申し上げます。


最寄の六本木一丁目駅の出口に大きくポスターが!

展覧会の記録をこちらでご紹介いたします。


前期展示より


会期中には、監修者の長崎巌共立女子大学教授のトークがあり、大盛況となりました。
期間をとおして、着物姿の方が多いのも印象的でした。

後期展示より


クラシック美術館学芸員もギャラリートークをさせていただきました。
多くのお客様にお集まりいただき、反響の大きさに驚くほど
岡信孝先生も駆けつけてくださり、コレクションの経緯などお話をきくことができました。


また、特別協力いただいた国立文化財機構東京文化財研究所の菊池理予研究員と秩父・新啓織物の新井教央さんとの対談、ロビーで行われた「大正ロマン コンサート」など、充実したイベントが行われました。

展覧会にあわせて発刊された図録『きものモダニズム』は、好評につき東京では品切れとなりまして、お客様方には大変ご迷惑をおかけしました。須坂クラシック美術館での在庫も残りわずかとなっております。
(通信販売等については、まことに恐れ入りますが、須坂クラシック美術館026-246-6474まで、お電話でお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。)

須坂クラシック美術館20周年を記念して、東京の地で多くの方々に当館所蔵品をご覧いただく機会が出来ましたこと、
これまでご支援ご協力いただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。

2015/10/12

2015年「秋の虫干し会」「きもの日和」についてお知らせ

毎年秋の恒例となっていました「アンティークきもの 秋の大虫干し会」と「きもの日和」ですが、今年2015年はお休みさせていただきます。

楽しみにしてくださっていた皆様、大変申し訳ございませんでした。

今年度は「きものイヤー」として開催中の着物展や東京・泉屋博古館分館にて開催中の銘仙特別展「きものモダニズム」をぜひお楽しみください。
詳細はこちら
http://www.culture-suzaka.or.jp/classic/exhibition.html

虫干し会は次回、春(5月)に予定しております。

これからも、着物を楽しむ企画をしていきたいと存じますので、
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2015/09/20

きものイヤー特別展「小袖‐江戸女性のファッション‐」開催中

当館開館20周年記念として、今年度は一年を「きものイヤー」として、4つの着物展に取り組んでいます。
現在開催中の「小袖‐江戸女性のファッション‐」は、中でも特別展です。

当館で収蔵する着物は、大正末期から昭和期のものが中心なので、江戸時代のものを展示する機会は大変貴重です。
今回は、当館で収蔵する「着物」の原形である「小袖」をぜひご覧いただく機会をつくりたいと考え、きもの文化の伝承と文化財保存を目的として、個人の方が収集したコレクションを出品協力いただき、実現した展覧会です。

「小袖」とは、袖の大きさに関係なく、小さな袖口をもった衣服の総称で、現在の着物の原形です。
平安時代に、その形が出来上がり、当時の支配階層であった公家の装束の表着「大袖」に対して、「小袖」が存在しました。
公家は、大袖の下着に絹製の小袖を着用し、庶民や武家(庶民から身を立てた)は、麻製の小袖を下着や表着として用いました。

鎌倉時代以降、社会の支配階層が公家から武家へと移り、桃山時代には経済力をもった町人が現れます。そんな社会状況を背景として、庶民や武家が着用していた小袖が絹製となり、服飾の中心に移り変わり、華やかな加飾技法が発達していきました。

江戸時代の封建社会の中で、桃山時代にはほとんど違いのなかった男女間の衣服の違いが生じました。
「表」の世界にいる男性は自由な衣服選択がほとんど許されず、一方「奥」の世界とされる女性には、社会秩序を乱さない限り、比較的自由がありました。
そのため、身分・階層の違いによる好みや美意識が小袖に反映されて、時代による様式の変遷や流行現象が現れ、小袖のファッションが華開いていったのです。

また、『小袖雛形本』という出版物が刊行されていました。
これは、小袖模様が多数収録された、当時のファッションブックといえます。
見て楽しむだけでなく、小袖の注文にも使われていました。
本展では、小袖とあわせて雛形本を展示しています。
当時の女性たちが、見て楽しんでいたかと思うと、心ときめかせた気持ちが手に取るように分かる気がします。
江戸時代に、このような多彩なファッションが繰り広げられていたということに、間近に触れて、改めて驚きを覚えました。

ぜひ、江戸女性のファッションの世界をお楽しみください。

2014/11/09

きもの日和in信州須坂2014開催しました

11月3日に行われた「きもの日和」。多くの皆さまのご参加・ご協力ありがとうございました。
当日は、クラシック美術館と笠鉾会館でいろいろなイベントを行いました。
また、芝宮神社では「えびす講」、銀座通りは「銀座通り秋まつり」で歩行者天国となり、にぎやかな一日となりました。


お集まりいただいた皆様と記念写真

恒例の「きものでそぞろ歩き」。
今年は2コースに分かれて、テーマに沿った町歩きをしました。
まずはコース①。テーマは「絹の町・面影めぐり」です。

明治から昭和初期に製糸業で栄えた町の歴史を感じながら、町をめぐりました。ガイドさんも羽織袴でキマってますよ~!
町歩きの中でも、旧越家(一番館)では、蔵の町すざか昔を語る会のご協力で越寿三郎物語を見せていただきました。

 かつて製糸王と呼ばれた越寿三郎が実際に住んだ家で、その伝記を聞けるなんて、貴重な体験でした。

つづいてコース②は「蔵の町・町家とお店拝見コース」です。
実際に立ち寄ってお店の方のお話をうかがったりもしました。


老舗呉服店「綿幸」さんの蔵。ギャラリーになっています。


古い建物を利用しているギャラリー「蝶の民俗館」さんと
宿泊所「ゲストハウス 蔵」さんの前。


「遠藤酒造」さんで試飲も:oops:

短い時間ではありましたが、各コースとも、お祭りのにぎわいとともに歩き、
わきあいあいとした町めぐりになりました。
周辺の飲食店、商店、見学施設等にご協力いただき、着物姿の方へ特典をご用意いただきました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました!

歴史的ある建物、個性的なお店、おいしい食事、
着物を着て須坂の町の魅力、たくさん見つけていただけたならうれしいですね:D

クラシック美術館館内では、お茶席と匂い袋づくり体験を行いました。

江戸千家の皆さまのご協力で、椅子を使った立礼の素敵なお茶席になりました。

匂い袋づくりも楽しく:D

笠鉾会館では、獅子舞、婚礼の打掛試着体験などがありました。

獅子舞は井上町桐里神楽保存会のみなさまのご協力です。

婚礼の打掛もこんなに豪華!
あっという間に、御姫様気分になれる好評企画でした。

楽しい「きもの日和」。
着物ってやっぱりいいね~っていう気持ちを、この須坂の町で
たくさん実感しました。

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