開催中の「ちいさな着物に心をこめて-春原志寿江・祐子の市松人形-」展の中で
このようなものも紹介しています。
なんだか分かりますか?
つぎはぎの布です。
春原さんたちが、人形の着物を作るために、”昔の着物をほどく”という仕事があります。
ほどいていく中で、裏地や表地にも、当て布をして、細かく細かく繕われた布が
出てくるそうです。
男物裏地。隙間がないくらい、びっしりと繕われています。
女物の裏地「紅絹(もみ)」にも
春原志寿江さん、祐子さんが、ぜひこれを多くの方に見ていただいて
伝えたいとおっしゃっていました。
今では考えられないような、「もったいない」という気持ち、一針一針の気持ち、
みなさんに見て心に感じていただきたいと思いました。
春原志寿江さん、祐子さんの市松人形とともに
会期中4月9日まで展示しています。
開催中の「ちいさな着物に心をこめて-春原志寿江・祐子の市松人形-」展
いよいよ後期展示となりました。
前期とはまた、おもむきの違った展示になりました!
人形のきものです。
ふつうの大きさの着物の柄から小さな着物へ、自然に柄が見えるようにつくるというのがすごい技術です。
チラシやポスターに写真がでている
「あずきちゃん」も展示されていますよ。
実物をぜひ、ご覧ください!
さて、今日は立春です。
一段と冷え込んだ今日ですが、立春という言葉があるだけでも、ありがたいです。
2月にはいり、新しい展示「ちいさな着物に心をこめて-春原志寿江・祐子の市松人形-」
展がはじまりました
オープニングの土日はお天気もよく、
多くのお客様にお越しいただき、まことにありがとうございました。
展覧会は、当館収蔵品の着物と一緒に、春原志寿江さん・祐子さんの市松人形と人形の着物を紹介しています。
着物とお人形のコラボレーションになりました
そもそも、この市松人形さんたちは、
春原さんたちが、昔の着物や思い出の着物から小さな着物を仕立て、それを着付けしたものです。
愛情こめて、人の着物とほとんど同じように、一針一針縫われています。
こちらは、40年以上前に成人式で着た振袖を、仕立てなおしたお人形の着物だそうです。
想い出のエピソードもご紹介しつつ展示しています。
~2月26日まで前期展示公開中。
後期は2月28日(金)からは展示作品を入れ替えて後期展示となります。
ぜひおでかけください
1月も終わりに近づきましたね。
2月1日(土)からは、いよいよ新しい展示がはじまります。
「ちいさな着物に心をこめて-春原志寿江・祐子の市松人形-」展です。
古い着物をちいさな市松人形の着物に仕立てなおした作品を主に展示します。
春原志寿江さんと祐子さんは師弟関係であり、姑嫁関係、そして今やお仕事のパートナーともいえます。
お二人で人形の着物作りの教室もなさっています。
そのアトリエで見せていただいたもの、
たくさんの着物をほどいた布です!
圧巻でした。
着物を大事にほどいて、色ごとにまとめておき、この中から作る着物や人形に合う布を
選び出すそうです。
丁寧なお仕事の裏側を見せていただいた気がしました。
2月1日からの展示もお楽しみに!
この日は、素敵なお客さまがいらっしゃいました!
鮮やかな振袖姿に、まるで舞妓さんのようなお化粧・・
可愛らしいお嬢さまです。
この日は、特別で
須坂で「おんな正月の集い」という催しがおこなわれていました。
お正月が落ち着いたこの時期に、
着物で、伝統芸能や和の文化を楽しむという会だそうです。
そこでお化粧のモデルさんをつとめたお嬢さんなのです。
その帰りに、せっかくなので、ということで
クラシック美術館にお立ちよりくださったのです。
絵になりますね~。ありがとうございます!
須坂では、着物のイベントもいろいろあります。
「着物の似合うまち信州須坂」ですから、楽しみたいですね~。