連日30度を越える真夏日が続き、いよいよ梅雨明けとなった7月22日土曜日、第6回目の信州すざか農業小学校授業が行われました。
はじめの会で教頭先生と一緒に見上げた空にうっすら浮かぶのは綿雲。
この雲は発達すると積乱雲になり夕立などの雨を降らせるそう。夏らしい空模様です。
今回も須坂創成高校から先生と4人の生徒さんがきてくれました
はじめの会で出題してくれたのはじゃがいものクイズ
「じゃがいも掘りは、いつがいいでしょうか?」
正解は、「葉が黄色に変わり、茎が萎れてきたとき。」
そして今の農業小学校のじゃがいもは…
まさに掘りごろ!!!
という訳で、今日の授業はじゃがいも掘りです。
長い畝に横1列に並び、4畝分のじゃがいもを掘っていきます。
移植ごてで掘ってみると…
「あったー!」 あちこちから声が上がります。
どんどん出てきますよ。とっても小さいものから、特大サイズまでごろごろ。
「ひとつのタネイモから14個もいもがとれたよ!」
とれたじゃがいもは全部で約350Kg!
今年度の農業小学校のテーマは【大きく育て たくさん実れ】。
たくさんの実りが採れましたね!
畑作業の後には、自分で3Kgずつ量っておみやげにしました。
とうもろこしも、少し早めでしたが食べごろのものを先生に教えてもらって1本ずつ収穫しました。
この日のおみやげにはじゃがいもととうもろこしのほかにも、前回雨で収穫できなかった玉ねぎやにんにくを先生方が収穫し準備してくれていました
収穫の一方、この時期に種をまく作物もあります。
とっても小さいこの種はな~んだ?
正解はブロッコリーです。
「カブの種に似てるね」
とっても小さい種は4月に蒔いたカブの種とよく似ています。よく覚えているね。
この小さい種はポットに1粒。なくさないようにそっと土をかけます。大きく育ちますように。
さて、この日は甲信越地方の梅雨明けとなりました。今年の梅雨は、常にも増して雨の多い年でした。この雨と強い太陽の日差しは、作物だけではなく雑草をどんどん大きく育てます。農小の畑も、作物以上に元気のよい雑草がたくさん生えていました
作物の成長を邪魔をする雑草はこまめに取らなければいけません。そこでこの日は落花生やさつまいもの周りを中心にみんなで草取り!
暑い中ですが、立派に育てるためにがんばりますよー
みんなでがんばって草取りをしたあとには山盛りの雑草。畝はとてもきれいになりました。みんなお疲れ様。ありがとう!
授業の後半は、そのさとホールの中に移動して農家先生のみその話。
去年農小の畑でとれた大豆を使って5月に先生方がみそを仕込んでくれていました。その仕込みの様子を写真で見ながら、先生からお話をお聞きしました。
5月に仕込み、おいしくなるのは11月ごろ。ゆっくり時間をかけて麹が大豆をおみそに変身させるんだそうです。
時間はかかるけど、材料も大豆と麹と塩だけ。難しいこともないのでおうちでも作ることができます。興味がある人は農家先生に聞いてみると、丁寧に教えてくれますよ
盛りだくさんの授業の後のおやつは、掘りたてのじゃがいもを使ったおやつです。甘辛だれの味付けには去年農家先生が作った手作りみそも入っていました。
汗をたっぷりかいてがんばったのでおなかもペコペコ。「今すぐ食べたい!」の声もたくさん聞こえました
次回は夏休み中の8月5日です。ますます暑くなってきますので、水分や帽子を忘れず、熱中症対策を充分にしてください。そして作業をするので長袖・長靴で来てくださいね。
次回も汗をかきつつ一緒に楽しくがんばりましょう!