梅雨に入り、だんだんと雨の日が増えてきました。作物には恵みの雨です。
そんな梅雨の合間の6月11日土曜日、農業小学校では第4回目の授業が開催されました
今回は大豆の種まきとさつまいもの植え付けを行います。
はじめの会で校長先生から「とれたさつまいもは焼き芋にしましょう」とお聞きし、やる気が出てきます
これがさつまいもの苗?
ほかのイモは食べるイモと同じ姿の「タネイモ」なのに、なんだか茎のよう。でもよく見ると先の方からちょっと根っこが出ています。
手で横長に穴を掘り、苗を寝かせるように置いたら根っこの方にだけ土をかけます。
どこにおいもはできるのかな?
同じイモでもこっちのイモはこんなに育っていました。
1回目の授業で植えたじゃがいもです。
あちこちに甘いにおいの紫色の可愛い花も咲いています。が、このままだと栄養が花の方にいってしまうのでこの花は摘んでしまいます。
じゃがいもの花のブーケかわいいね。おうちに飾るのも素敵です。
こちらは大豆のためのうねづくり。クワを使うのは慣れてきたかな?
大豆は印のところに2粒ずつまきます。
今年度、農業小学校ではSBCこども未来プロジェクトの「大豆100粒運動」に参加しました。今回まいた大豆はその「大豆100粒運動」のナカセンナリという品種の種です。
(大豆100粒運動について詳しくはこちらをご覧ください)
今までに植えた作物たちはどうなったかな?先生と一緒に畑を一回りして様子を確認します。順調に育っているかな?
さて、作物が育てば当然雑草も育ちます。
みんなで草取りもがんばりました!
最後は新玉ねぎを収穫します。1人2つ。たまねぎは姿が土の上から見えるので、みんな、よーく大きさを吟味して選んでいました。
大きいの見つけた!
みんなが楽しみのおやつは端午の節句のよもぎだんごに色とりどりの寒天!
下には柏の葉が敷いてありました。
おわりの会では女性農家先生が端午の節句についてお話してくださいました。
次の葉が出るまで落ちないので「代々続く」と縁起を担いだ柏のほかにも、その姿が刀に似ていることから強い男の子に育つ縁起物とされたショウブ。お団子にも入っているヨモギはさまざまな薬効があり万病を払うとされ、ショウブといっしょに吊るすそうです。
いずれも「健康で大きく育ってほしい」という願いがかけられた植物たち。季節の文化や伝統を大切にし、地元の素材を使ったおやつには、農家先生のたくさんの思いが込もっています。
そして農家先生の市川先生から皆さんに野沢菜のプレゼント!
朝早くからみんなの分をとってきてくださったそう。とても新鮮で立派な野沢菜です。野沢菜の蕪も見せてくれました
野沢菜にこんな蕪ができるなんて知っていましたか?
今回は昨年収穫した大豆もおみやげで配られました。
大豆はみそになります。今年はコロナウイルスの感染拡大予防のため、農業小学校でみそを一緒に作ることはできませんが、昨年収穫した大豆で女性農家先生が仕込んでくれたそう。手作りみそ、楽しみですね
おみやげがいっぱいです
次回は7月2日土曜日。暑くなる季節ですので、7月の農業小学校は30分早まります。前の日は夜更かしせずに早く寝て、遅刻しないように早起きして元気に来てくださいね