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投稿の詳細: 文書館だより「米子山山論内済絵図」に見る発見

2026/01/14

文書館だより「米子山山論内済絵図」に見る発見

10:08:52, カテゴリ:  

「米子山山論内済絵図」に見る発見-四阿山信仰(もんじょ紹介№20亀倉町区有文書から)

米子瀑布群は2016年(平成28)10月3日に国の史跡名勝天然記念物に指定され、本年は10周年を迎えます。選定理由として、その景観のほかに文化的・歴史的要素として次のような事項が評価されての指定となっています。
「米子瀑布群,とりわけ権現滝及び不動滝は,近世中期までは信仰の対象として捉えられ,近世後期以降はそこに景勝地としての評価を付加しつつ,現在までその姿を伝える。」

ご紹介する絵図は文化元子年(1804)5月作成絵図の写しで、亀倉町が所蔵しています。
「右はこの度山境論熟談内済仕則論所、境引き相定め絵図面・・・」を昭和25年12月23日に、亀倉惣代玉井永好と米子惣代竹前滋が、「此絵図面は写にて双方所持するものなり」と両人が押印しています。
この絵図で興味を引くのは、米子不動尊奥の院にお堂らしい建物が三つ描かれ、その建物の上部に上から「不動堂」、「四阿里社」、「千手堂」の三堂社が記入されていることです。現在の奥の院は文化7年(1810)の再建とされているので、それ以前の建物と堂社の名称となります。不動堂は不動尊を祀り、唯一現在に引き継がれています。四阿里社は四阿山頂に祀られる白山社の里宮にあたります。千手堂は千手観世音を祀る堂とみられます。四阿里社が明記される図であることで、市川(百々川)の源流米子川の最奥に白山信仰が確かめられた史料で、新発見といえる図面です。

もんじょ紹介の一部を抜粋しています。全文をご覧になりたい方は文書館で閲覧・購入(一部100円)していただけます。

【絵図】
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