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投稿の詳細: 文書館だより 相杜神社文書から「村送り一札」

2025/11/13

文書館だより 相杜神社文書から「村送り一札」

09:48:00, カテゴリ:  

るため、現住所地の自治体に転出届を提出し転出証明書の公布を受け、新たな住所地の自治体に転入届と転出証明書を提出します。マイナンバーカードがあると、転出届はマイナポータルでできるようになっているため、転出先の自治体へ行くだけで済みます。
江戸時代(明治4年4月戸籍法制定まで)は、居住する村の名主(名称は藩などにより違う)が、移動先の名主に、誰が、何のためにそちらに引っ越し、宗門・旦那寺などを記した「村送り一札」を送付し、移動先の名主は「引取一札」を送り返していました(それぞれ文書名はほかにもあり)。
なお、現在は居住地を公証する「住民登録」と、身分事項を公証する「戸籍」が別になっていますが、江戸時代はその分けはなく「宗門人別改帳」に」よっていました。

今回ご紹介する資料は、婚姻に関する「村送り一札」と「引取一札」ですが、相杜神社にはこうした文書が約70通残されています。
なお、「須高第101号」では、様々な理由による村送り一札について説明していますのでご覧ください。

【村送り一札】
muraokuriissatu

(読み下し文)
送り一札の事
一 浄土真宗別府村称念寺旦那 高井野村作五郎娘美乃 午二十五才
右の者この度勝手を以ってその村方へ弥蔵方へ縁付き、罷り越し度に付き、村送り願い出で候間、その意に任せ送り差出し申し候。依っては、この方宗門人別相除き候間、然る上はその御村方宗門人別へ御加え入れ成らるべく候。後日のため送り一札依って件のごとし。
弘化三午年四月
高井野村名主 弥五右衛門
相森村 御名主衆中

【引取一札】
hikitoriissatu
(読み下し文)
引取り一札の事
小河原村浄土宗大乗寺旦那、その御村方藤作妹当卯二十七才はん義、この度勝手を以って松代肴町浄土宗西念寺旦那、当村七郎右衛門女房に縁付き引っ越し参り候に付き、村送りならびに寺切状共両通遣わされ、慥かに受け取り申し候。これに依り当村宗門人別帳面へ載帳相願い候間、その御村方宗門人別御帳面御除き成され候。後日のため引取り一札依って件のごとし。
慶応三卯年二月
松代領分東條村名主 泉左衛門
須坂御領相森村名主 源七殿

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