文書館で10月1日から展示を行っている「建築家 宮本茂次の仕事」から、展示資料の一部を2回にわたりご紹介します。
宮本茂次は須坂工務所を営み、昭和初期から戦後にかけて須坂や中野、下高井地方で数多くの公共施設などを設計・監督した建築家で、須坂町庁舎、須坂警察署、蚕種共同施設組合高水社をはじめ、学校、個人住宅など様々な建築設計を手がけました。
昨年、宮本仁夫氏(㈱宮本忠長建築設計事務所会長)から茂次が作成した設計原図や設計図書424点を寄贈いただき、その内、今展では昭和13年「須坂町庁舎改築設計図」や昭和8年「須坂商業学校講堂(雨天体操場)設計図」など、主に公共施設10棟の設計図25点及び設計図書と、須坂町役場改築に関する須坂町が作成した関係文書などを展示します。
須坂町役場は、昭和11年(1936)日滝村との合併により手狭になった事もあり役場を改築することになりました。当初は元々役場のあった場所に改築する計画で設計しましたが、急きょ現在の生涯学習センターの場所に建築することになり、設計をし直しています。町会で建築場所の変更に関して説明した記録が残されていますが、その理由についてはっきりとした説明の記載はありません。しかし、旧役場には町立須坂図書館及び上高井教育会が入りました。
展示では当初設計と変更後を対比してご覧いただけます。
【当初設計】



【変更後設計】


文書館所蔵史料展示「建築家 宮本茂次の仕事」
1 会期:2025年10月30日(木)まで
会期中は土・日曜日、祝日も開館(無料)
2 会場:須坂市文書館(旧上高井郡役所内)
時間:午前9時~午後5時
3 観覧料:無料