様々なジャンルの手仕事作家の作品を展示販売している須坂市銀座通り「蔵のまちギャラリーぶらり館」で不動の一番人気を誇る「二つ口ポーチ」を自宅工房で製作している。
ぶらり館での販売だけでその数2,600個以上にもなり、現在も継続中だ。
クラフトとの出会いは子供さんが小学校卒業の際、先生に贈るパッチワークのカバーを作った事がきっかけ。
元々洋裁が好きで洋服のお直しなどの仕事をしていたので糸と針はお手のもの、子供とお母さん全員が一針一針丹精をこめて完成させた。
それからもう30年以上のキャリアとなる。
今迄に失敗した作品はありますか?と意地悪な質問をしてみた。
「布の性質がイメージに合わずに思った仕上がりにならい事があった。それならと即座に別の物に方向転換、まったく別の、しかもランクアップした作品が出来上がった」というエピソードが返って来た。
大量生産だとこうは行かない。手仕事ならではの柔軟性と仕事を楽しむ余裕が感じられた。
二つ口ポーチはこちら
建具職人だった経験を生かし、74歳で現役を退いた後から木のおもちゃを作り始めて今年で6年になる。
きっかけはとある雑誌。木で作られた「おもちゃ」の記事を見て、自分で再現してみようと思いたった。
しかし、やってみると元はプロの職人さん、なんなく完成させたことは言うに及ばびません。
参考にした雑誌の作品に自分なりの工夫を加えて使い勝手を良くしたり、材料となる木材の調達方法は様々だが、古いタンスを解体して再利用するなども楽しみの一つだそう。
ご自宅内には2箇所の工房と趣味の家庭菜園、さながら「大人の遊び場」のような空間。
ゆっくりとした時間が流れていくようでした。
この「ゆる系木のおもちゃ」をプレゼント致します!!
合計5名様、締め切りは4月30日(火)です!!お早めに!
プレゼントの応募はこちらから
布雑貨のデザイン・制作を始めて11年目、アトリエとお店、ときどき教室 ヤンネに拠点を設け活動中。
布を組み合わせて様々な小物から、身につける物まで作ってしまう。
普通の「物」、生活の中の「雑貨」、しかし、そこに「アオキタカエ」さんの色がある気がします。
クラリネットも演奏、バンドにも参加されていますが、学生時代のエピソードが面白い。
なんと、チンドン屋さんをやってみようかなと思ったそう。
チンドン屋さんといえば、演奏の面白さもさることながら、その「コス」が特徴。
「えっ?」と聞き返してしまいましたが、幸い(笑)練習の段階であの独特のテンションについて行けず断念したというお話。
また、好きな物は、と伺いましたら即答で「パンダ」。とにかくパンダが大好き。
パンダの緩さが、この人の柔らかな物腰と相通じるものがある気がしてなりませんでした。
須坂市幸高で金属機械部品を作るナツバタ製作所、常に300種類以上の部品を扱っている。
細かな部品を削る技術を生かしてアルミ製の精巧な「コマ」を作られたと聞いて代表取締役の小林豊さんにお話をうかがってきました。
事の起こりは今年のお盆休み。東京の江戸職人さんを何件か訪ね歩き、コマを作る伝統工芸の職人さんに出会ったのがきっかけだった。
単なるこまだけど素直に「面白い!」と思った。そして、「金属」でそれを再現し、精巧なコマが出来あがったという。
自動車や携帯電話の部品まで、様々な需要があるが日本人の感性を高めるような物づくりをしたいと語る。
本当に2分間以上回りました!!
国産の材料だけを使い、安心安全な味噌づくりの「中村醸造場」、須坂のみならず全国に沢山のファンがいるお店です。
「こだわり」とか「厳選した材料」という言葉は実はお店側のエゴではないだろうか、というところからお話は始まりました。
消費者と同じ目線で、何が求められているのかを徹底的に突き詰めて考えた物作りをする事が「こだわり」ではないだろうか。
手前味噌という言葉のとおり、自分がいつも食べている味噌が一番美味しいに決まっている。
その味に近づけた物を提供する事がそもそもお店の原点であり、今があるというのです。
醸造は生き物、気候、温度にも左右されるが時に応じて手当が出来る。
もっと大変なのは大豆や米などの材料を生産する農家さん、そのプライドを背負う事こそが良い製品を作る力になるのだと語ってくれた。
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