国産の材料だけを使い、安心安全な味噌づくりの「中村醸造場」、須坂のみならず全国に沢山のファンがいるお店です。
「こだわり」とか「厳選した材料」という言葉は実はお店側のエゴではないだろうか、というところからお話は始まりました。
消費者と同じ目線で、何が求められているのかを徹底的に突き詰めて考えた物作りをする事が「こだわり」ではないだろうか。
手前味噌という言葉のとおり、自分がいつも食べている味噌が一番美味しいに決まっている。
その味に近づけた物を提供する事がそもそもお店の原点であり、今があるというのです。
醸造は生き物、気候、温度にも左右されるが時に応じて手当が出来る。
もっと大変なのは大豆や米などの材料を生産する農家さん、そのプライドを背負う事こそが良い製品を作る力になるのだと語ってくれた。