行政書士 甲田事務所 -
投稿の詳細: 時間が経った相続はなぜ難しいのか
2016/01/29
時間が経った相続はなぜ難しいのか
11:49:06, カテゴリ: ビジネス
相続のお仕事をしていると、「かなり前の相続なんだけど・・・」ということがあります。
ご家族がお亡くなりになったときに、名義変更などの手続きをしないで、時間だけが経過してしまう。
こういったケースはよく見かけます。
10年以上前の相続を依頼されたり、中には2世代前(おじいちゃん)の相続なんてこともあります。
「不動産の売却」や「新たな相続」などで手続きが必要になったから・・・・。
よくある話ですね。
時間が経った相続は、通常の相続より難しい手続きになります。
理由は「登場人物が増えるから」
一般的に、子供への相続はどこまでも継続していきます。
子から孫、ひ孫、その先まで・・・ずっと続いていきます。
私の経験から、遺産を分割する方法のほとんどが「遺産分割協議」で決まります。
この「遺産分割協議」は相続人全員でする必要があります。
つまり、相続が発生するたびに、相続人全員の話し合いが必要になるということです。
全員が生きていればいいのですが、亡くなっていたり、連絡がつかない(生死不明)の人も出てきます。
レアなケースとしては、親族の誰も知らない人物が関係していることもあります。
相続をスムーズに終わらせるためには、時間をかけないことが鉄則です。
家族が亡くなって、悲しい時期に相続手続きをすることはとても苦痛ですが、少し落ち着いたときから少しづつはじめていってほしいと思います。
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