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投稿の詳細: 食の匠が「発酵文化」学びました~味噌・納豆~
2017/01/31
食の匠が「発酵文化」学びました~味噌・納豆~
[食の匠]の紹介から
食の匠は、須坂市の食文化や伝統野菜(村山早生ごぼう、沼目越瓜、八町きゅうり)、郷土食、伝統食などを大切にしながら「家族で食べる大切さ」「命をいただく大切さ」「地域に伝わる食べごと文化」を次世代を担う子どもや親子に語り伝えていく活動をする食育団体です。
平成27年度の養成講座を修了し、平成28年度は市内保育園や地域で広く活動を行いながら、さらなる学習を積み重ねています。
今年度、第4回目の学習会を平成29年1月19日に行いました。
大きなテーマは「発酵食品」です。
2名の講師の方にお話をしていただきました。
糀屋本藤醸造舗 本藤浩史さんには
『健康長寿の秘訣は発酵食品にあり!「信州の風土と伝統食品の味噌について」』と題して
お話をしていただきました。
日本の味噌の歴史から始まり、須坂の味噌の歴史,味噌を仕込んである大きな樽など、スライドを用いながら説明していただきました。
さらに、麹(糀)については、麹菌の種類、役割、代表される食品についてお話がありました。
会員の中には、ご自分であまざけや塩こうじを作っている方々もおり、日ごろ悩んでいる作成法について熱心に質問をされていました。
お話の後には、懐かしい味噌玉のお菓子とあまざけをいただき、須坂の味噌文化と発酵文化を満喫しました。
続いての内容は「納豆」です。
講師は、長野県農村文化協会理事の池田玲子さんです。
まず、納豆の「えらさ(体にとって良い効果が沢山あるなど)」を教えていただきました。
続いて、わらで作る納豆作りです。
「わらつと(藁で作った家)」作りからスタートです。
「つと」を作る際のひもの縛り方にもひと工夫が必要です
池田先生の手元を見ながら、自分のわらをグルグル縛っていきますが、なかなか思うようにいかないようです。
食の匠のメンバーの中に、その縛り方を知っている方がチラホラ、自然と小さなグループができてきました。
出来上がった「わらつと」を熱湯消毒し、煮大豆(もちろん須坂産)を「わらつと」の中に入れます。
煮大豆の量は「わらつと」の大きさで変わります。
大小様々な「煮大豆入りわらつと」が出来上がりました
あとは、お子守が大切になります。
「わらつと」を新聞紙2枚ほどで包み、次に大き目のカイロをひとつ、更に新聞紙数枚で包み、最後はタオルでぐるり。
食べるのは2晩おいてからですよ!と池田先生
「わらつと納豆作り」はこれで終わりではありませんでした。
「わらつと」を仕上げる際に、わらの先端(米粒がついている方)を切り取りました。
ここでもまた、グルグル縛り、なんと小さなホウキが出来上がりました。
昔はこのホウキで、お飾りのほこりを払っていたそうです(みごぼうき)。
しかし、今日はそれを筆にし、納豆作りを通して感じたことを一文字で書き、その文字にした理由も発表し合いました
みなさんは、タオルに包まれた「わらつと納豆」をまるで生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこするかのように抱えて帰られました。
今回作った「わらつと納豆」は、わらにある納豆菌だけを頼りに作りました
その後、匠の方から、昔懐かしい味の「納豆」が食べれた、おいしかったとの声がありました
食の匠は、これからも多くの学習をし、須坂市が誇る食文化を次世代に伝えていく活動をしていきます
問い合わせ
健康づくり課
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