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投稿の詳細: 在宅医療・介護・福祉の多職種の連携に関する研修会が開催されました♪
2016/03/03
在宅医療・介護・福祉の多職種の連携に関する研修会が開催されました♪
平成28年2月25日に、県立須坂病院で多職種の連携に関する研修会が開催されました。
はるばる京都から、在宅ケア移行支援研究所宇都宮オフィス代表の宇都宮宏子先生にお越しいただきました。
まずは宇都宮先生の講演です。先生は、医療機関や訪問の現場で看護師としての活躍後、ケアマネジャーや退院調整看護師としても活躍されたという、在宅ケアや病院から暮らしの場へのマネジメントのプロフェッショナルです。
実体験を交えたわかりやすいお話から、患者さん本人を中心とした医療とは、支援とは何か?患者さん本人が意思決定できるように支援できているのか?原点に戻って考えるきっかけとなりました。
講演の後はグループワークです。
最初に退院支援でできている事、次にこうできたらいいのではないかという事を話し合いました。
普段関わることない職種の方と情報交換ができたり、関わっていてもなかなか聞けない話もあったりして、他の職種がどんな考えでどんな動きをしていて、どんな事を他の職種に求めているのかがわかりました。
最後に県立須坂病院、新生病院、轟病院の退院調整の流れについて、担当者から発表していただきました。
入院したらどんな流れで情報共有がなされ、退院支援につながっていくのか、地域の病院の状況がわかりました。
20世紀の医療は、救命・延命、治癒、社会復帰を前提とした『病院完結型医療』でしたが、21世紀は急速に進む高齢化や疾病構造の変化から、『治す医療』からよりQOL(生活の質)を重視した『治し・支える医療』へ転換してきています。
『人間の尊厳のある死』というものを、サービス提供者だけでなく、家族もそして患者さん本人も正面から向き合う必要があるとのことです。
それも踏まえて、本人が医療や今後の生活について意思決定できるような支援をしていけるように、多職種との連携の取り方や考え方を学びました。
『お医者様にお任せします』、『家族の判断でいいです』という時代ではなくなっています。患者さんが安心して考え、意思決定できるように、須高地域の医療・介護・福祉に携わる職員皆でサポートしていきたいと思います。
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