だいぶ前ですが、一度ご紹介したことがあります。
チェルシーバンズのお店といったらおわかりのかたもいらしゃるかと思います。
手に取ったシンプルなパンのおいしいこと。
実家に行くとつい寄り道したくなることがあります。
そして、今日は、初めて見る「ドイツパン」
黒くてぎっしり詰まっていて重厚なパンです。
私は、以前通学するときにお気に入りのパン屋さんがあり、
そこの大きな発酵パンが好きでした。でも、ご近所ではみつかりません。
「あのパンはどんなパンですか?昔好きだったパンに似ています。」と尋ねると、
奥様「あれは、今は亡くなった主人が作っていたもので、今は息子が作っているのですよ。」
「S新聞で見ました。いろいろと貢献なさった方ですね。」
奥様「今でも思い出すと、涙がこぼれてしまって、いけないですね。」
「でも、心の中には思い出としていつまでも大切に残っていらっしゃる」
と言っていると、お店の奥から
奥様「私の書いたものです。」
と御主人のことを書かれた病院のお便りを下さいました。
60年前に教会で式をあげられたことや、
御主人の闘病や病院でのご様子。
私も小さい頃は、その教会に行っていたのです。
私の母も小さいころの豊かでない時代の楽しい思い出があった場所です。
私たち二人とも、宗教はちがうのですが、
交流をした思い出も。
その時の思い出と、クリスマスの時期が重なるような気がします。
今年は、静かに祈りたいクリスマス。