3月になって須坂病院産科が再開というニュースが新聞にも掲載されました。
久しぶりのベイビーの誕生というニュース、ほのぼのした気がします。
患者さんの数も日増しに増えています。つい先日まではあれれ、私だけかしらくらいの人数でしたが、このところは結構時間もかかります。
でも、他の病院はもっと混雑しているのかもしれませんね。
3年前に、東信地区のS病院にかかったときには、なんと待合室は常に満室(もちろん予約してあります)で、廊下にある長ーいいすが10メートル近くいっぱい。行けばごたごた人の間に挟まれながらの待機でした。
ニュースで病院移転についての話を耳にするにつけ、市民としては新しい病院を望む気持ちがよくわかります。具合の悪い入院待ちの妊婦さんが椅子に座ったまま待っているのを見るとほんとうになんとかしてほしいと思ってしまいました。
それには医師不足も関わっていて、診察する先生方もいつもぎりぎりのところで一生懸命にやっていらっしゃる。4名(もしくは3名)で、ミスの許されない常に時間と命と向き合うお仕事というのは、心身ともにバランスを保つのがやっとではないかということを感じてしまいました。でも、そんな中で、親身に診察&ケアされてひとりひとりの患者と向き合っている姿、常に法律や裁判とも背中合わせのリスクを抱えているという立場での厳しい立場などを知りました。
社会的・時代的背景の中で、医師の存在の役割も変化しているように思います。
新しい先生の診察では、丁寧で、どこまでも患者さんの疑問にも寄り添い返答してくれます。時々、こんなに時間をかけてしまっていいのかしらと思うときも。でも、今の医療の方針は様々な状況から変わっているんだなと思うことがよくあるのです。
さて、どの職業にも言えることですが、働き手がまっとうに懸命に、時間や心を割いて努力していることが、気持の上で満足感や達成感としてリワードされること、それとともに、万が一のトラブルやクレームに対応することのできる制度や法的保障を受けることで、より働き手が安心して仕事を遂行できる。また、モチベーションが還元される。どんなに働いても心身ともに疲弊することのないようなシステムづくりが最優先ではないでしょうか。
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