カテゴリ: 作品の紹介

2009/01/25

全文へのリンク 21:45:29, カテゴリ: 作品の紹介

笛いろいろ

すっかりご無沙汰してしまいました。

今回は、昨年から作り始めている木の笛をご紹介します。
組まない単体のものが多いのですが、今のところ2種類だけ組み木の笛ができました。

おなじみのハッチの形をした笛です。しっぽから生きを吹き込むと、音が出ます。
六つのサイズを作りました。いちばん大きいものは30センチほどです。

さらに小さいサイズです。小さいほうは2センチほどです。
高く、けっこう大きい音がでます。

以前「ペンギンスターズ」でご紹介したペンギンを笛にしました。
秋に写真を撮ったので、季節外れのものと一緒に写っていますが。
羽根の先から息を吹き込みます。

タコ笛です。
手(足?)の先から息を吹き込みます。

ワニ笛です。
後ほど作り方はご紹介しますが、中の空洞の形のせいか、大きさのわりには低くて大きい音が出ます。

ここまでは単体の動物の形をした笛でしたが、次の二つは組み木を笛にしたものです。

アリクイの親子笛です。アリクイの親は本当にこうやって子どもを運ぶそうです。
しっぽから息を吹き込みます。
ワニと同じく低くていい音が出ます。子どものほうのしっぽの直線部分が短いので、吹き口を作るのに少し苦労しました。

以前ご紹介した、ハッチ親子の「みんなで背中ぼりぼり」を笛にしました。
三つとも耳から息を吹き込むのですが、小さい耳に吹き口がやはりやっかいでした。

作り方のご紹介です。

こちらが部品です。ぜんぶで四つしかありません。
このように吹き口と中に空洞を切り取った厚い板と、同じ輪郭に切り抜いた薄い板を作ります。
厚い板を薄い板で挟んで接着すれば出来上がります。

音を出す上で、空気の入り口が重要なので部品の写真の左下にある小さい木片を正しい位置に接着することが大切です。
笛の音階は中の空洞によって決まるらしく、同じ絵を使ってサイズの違うものを作ると、大きいものは低い音が出ますが、音階はほぼ同じです。

昨年秋の須坂動物園での動物園まつりでは、このすでに部品を切り取ったキットの状態から笛を皆さんに作ってもらいました。
次回は最初から作っていただけるように考えたいと思います。

2008/05/12

全文へのリンク 23:10:14, カテゴリ: 作品の紹介

ペンギンスターズ

私事の話で恐縮です。

先日の長野マラソンに学生時代の友人が参加しました。所属する同好会の仲間と共に東京からやって来たのですが、そのチームの応援のために、初めて長野マラソンを観戦してきました。
今まで長野マラソンというと、交通規制やらなんやらで無関心どころか迷惑にしか思っていなかったのですが、現金なもので、知った顔が出ていると観戦も楽しくて無責任に応援していただけなのにも関わらず、自分も参加したような気分になった次第です。

そのチームの名前が「ペンギンスターズ」でした。なんでも、代表の方が「ペンギンのようにのんびり走る」というイメージで命名したそうです。その割にはメンバーは健脚揃いだったのですが。
で、ペンギンと星の組み木を思いついたので勝手に作ってみました。


星の上にペンギンが乗って、そのままです。
大きい方の高さが45ミリほどです。キーホルダーとストラップにしてみました。


上と絵は同じです。
高さが35ミリほど、厚さは3ミリです。裏にピンを付けてバッヂにしたり、オーナメントとして使うと面白そうです。


大きい方の高さが45ミリ、厚さ5ミリと3ミリの板をはり合わせています。
このふたつは以前にもご紹介した木象嵌という手法を使っています。
色の違う板を重ね、糸のこの台に傾斜をつけて挽くのですが、ぴたりとはまる角度に調整するのが難しいです。

絵のアイデアは、こうやって人との関わりから思いつくことがしばしばあります。
ご覧の皆様、よいアイデアがありましたらぜひ教えて下さい。実現の保証はありませんが:>>

2007/12/25

全文へのリンク 22:58:51, カテゴリ: 作品の紹介

大きいもの 小さいもの

今月はいつもお見せしている作品より極端に大きいもの、小さいものを作る機会がたまたまありました。ご紹介します。
通常の作品は高さが5cmくらいから20cmくらいまでなのですが、今回の大きいのは50㎝、小さいのは5㎜です。

はじめの2枚は「ハッチとクララのSNS」の仲間とアートパークのイルミネーションコンテストに参加した際に作ったものです。

「ハッチ トレーニング中」です。
無粋な比較物ですみません。ご覧のとおりの大きさです。

「みんなで背中ぼりぼり」です。

この大きさと厚さになると無垢の板はなかなか手に入らないので、集成材の切れ端で作りました。
厚みは40ミリほどですが、この厚さになると普段より厚く広い刃を使います。
材料が大きいのでフトコロの長い機械でないと、まわして一気に切り抜くことができません。また重いので、まわすのには力が必要です。

次は小さい作品です。
「いけいけ須坂」の管理人さんにきっかけをもらって、作ってみました。

またまた無粋な比較物ですみません。
組み木にはならず、単体になってしまいました。
糸のこの技術というよりは、いかに単純なかたちでそれらしく見えるものを切るか、という事が重要だと感じました。
刃はより細かいものがたくさん付いているものを使います。普通の作業盤だと、刃を通す穴が大きすぎて切ったものが落ちてしまうので、小さい穴をあけた板を張って使いました。

極端に大きかったり小さかったり、板が厚かったり薄かったり、堅かったり柔らかかったり、という状況で挽くにはそれなりにコツがありますが、やはり基本は同じです。
次のイベントの機会に経験者の方は挑戦してみて下さい。

コメントにストラップの話をいただきました。
小さいものついでにストラップも作ってみたので見て下さい。

さすがにタバコの太さ大のものではヒートンをつけられず、この大きさになりました。
頭からしっぽまで3.5cmです。
電話につけてみましたが、ちょうどいい感じです。

2007/12/20

全文へのリンク 21:14:55, カテゴリ: 作品の紹介

龍とヤギの平均台

今回は臥竜公園にちなんだ竜と、あらたに動物園の名物となったヤギの平均台を参考に絵を描いた作品をご紹介します。

竜の絵も以前から人に勧められていたので描いてみました。
ケヤキを使ってみましたが、ちょうど木目がいい感じになりました。

実はヤギさんたちが平均台に乗っているのを実際に見たことがありません。
写真でしか見たことがないのでイメージで描いてしまいました。

2007/12/17

全文へのリンク 20:35:24, カテゴリ: 作品の紹介

十二星座

星がきれいに見える季節になってきました。

そこで以前から勧めてもらっていた星座のものを作ってみました。
組み木というより、糸鋸細工と呼んだほうがいいかもしれません。



うお座からてんびん座です


外したところ


おとめ座からおひつじ座です


外したところ

星座にはそれぞれの物語があり、12星座以外にもたくさんの星座があるので、これから題材にしていきたいと思います。
今回のような形のものは初めて作ったので、直したい点がたくさんあります。これから研究していきたいと思っています。
星座単独の作品も挑戦してみます。

:: 次のページ >>

須坂組み木の会

須坂組み木の会では、須坂で組み木細工を作って、木に親しんでもらおう、という活動を行っています。随時会員募集中です。入会希望の方は、須坂deSNS内「須坂組み木の会」コミュニティにご参加ください。自動的にご入会となります。

| 次 >

検索

リンクブログ

須坂のリンク

いろいろ

このブログの配信 XML

須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか