須坂市指定史跡「石小屋洞穴」 です。
昭和47年3月1日に指定されました。

石小屋洞穴を下からのぞむ
菅平に向かい宇原川沿いの道路を行くと、左手にあります。
階段がちょっと急ですが、車道のすぐ脇にあるので
比較的簡単に行くことが出来ます。
ここからあの中学校の教科書や副読本に掲載された土器
(微隆起線文土器:縄文時代草創期)が出土したと思うと、
胸にこみ上げてくるものがあります。
長野・群馬の県境付近には似たような洞窟遺跡が密集しているそうです。
人々が里で生活をするのと同時に山で暮らす人々がいました。
人々はこれらの洞窟を拠点に移動を続けていたと考えられています。
山で動物を獲り、毛皮や骨・角などを材料にさまざまな加工品を作り
それらをもとに広い範囲で交流をしたりしていたようです。
ヒラメの骨や珍しい南洋の貝などがこの場所からそう遠くない高山村の
湯倉洞窟遺跡から出土しています。
子どもの歯も出土しているので家族単位で行動していたと思われます。
(でも・・ひらめとか、南洋の貝なんて誰が、どうやって運んだんでしょう?
やはりひらめは塩漬けか干物か?・・・)
宇原川の水音を聞きながら、はるか1万2千年の昔に
思いを馳せてしまいました。
興味のある方はぜひ訪ねてみてください。

洞穴内部

微隆起線文土器 『須坂市誌』転載
土器は現在國學院大學にありますが、複製は須坂市立博物館に展示中です。
学芸員の千葉さんに話を聞いてみましょう。
(須坂市立博物館では7月28日(火)から8月30日(日)まで
企画展「徳利・油壷と吉向焼展」を開催中です。)
ぜひご来館ください
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