投稿の詳細: 梅ノ木にある弁天池と桜、蚕神

2006/05/12

全文へのリンク 18:32:18, カテゴリ: 文化財の紹介

梅ノ木にある弁天池と桜、蚕神

須坂市の東へ、市街地から車で15分、豊丘小学校を通り過ぎてすぐに、左に曲ると奈良川(なろうがわ)が流れています。奈良川にかかる橋を渡り、山に向かう細い道を5分ほど登ると、梅ノ木の弁天池に着きます。
奈良川を渡ったこのあたりは「梅ノ木」という名前の集落があり、弁天池は集落の上の見晴らしのよい場所にあります。


弁天池入り口

弁天池はもともと湧水があったところに、集落の人たちの手で池が作られました。池は水源確保のために作られ、下流にあった水田に水を供給したものと言われています。池には水の神様である「弁天」様が祀られ、池の上にある「蚕神」もこの頃に建立されたと言われています。

弁天池と弁天様

「蚕神」の石碑には明治35年5月1日の文字と、建立に関わった地域の方の名前が刻まれています。使われている大きな石は、灰野川原から牛橇で一日がかりでここまで運んだそうです。
明治中期から昭和初期にかけて製糸業の隆盛に伴い、日本の農村では養蚕が盛んに行われました。弁天池の付近も当時は桑畑でした。
蚕が病気にならず良い繭がとれるように願いを込めて「蚕神」が各地に建てられました。この「蚕神」もそうした石造文化財のひとつです。


明治35年建立の「蚕神」

池のほとりにある桜は、地元では「弁天池のしだれ桜」として親しまれ、毎年見事な花を咲かせています。
桜は樹齢200年と伝えられ、池には松の古木も残っていることから、水が湧くこの場所はずっと昔から地域の人が集まる大切な場所であったと考えられます。
しだれ桜はもう散っていますが、濃いピンクの八重桜が満開です。


八重桜が満開です

この上に集落はなく、足元に豊丘の集落を見下ろし、遠く北アルプスを望むことができます。静かなこの場所はまるで別天地です。一帯には梅ノ木の地名をとって梅が植樹され春先には梅の花を楽しむことができます。

弁天池裏の高台からの眺望

須坂にある石造文化財を紹介した「須坂市の石造文化財-ガイド編-」
150ページに、この「蚕神」について記載があります。
書籍「須坂市の石造文化財-ガイド編-」
こちらをご覧ください。
http://www.city.suzaka.nagano.jp/shougai/gakusyuka/bunka/shitei/syoseki.php#sekizo

地図はこちらです
途中から道が細くなります。お出でになる時は気をつけてお越しください。
http://www.suzaka.ne.jp/map/?E=138.35937559604645&N=36.639080963598005&Z=-1
連絡先:須坂市教育委員会 生涯学習体育課 
    TEL:026-248-9027(文化財係まで)

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