本日のNHKの番組「おげんきですか日本列島」にて
「気になることば」のコーナーで、「水くれ」が紹介されました。
長野県北部にお住まいの方からのお手紙
「長野県北部では、花に水をやることを「水くれ」といいますが、やはり一般的には「水やり」なんでしょうか」
アナウンサーさんも「水くれ」に腰抜かしてました。
長野県北部で「水くれ」が日常的に使われていることの証拠に
「僕達水くれ当番」 by 水くれトーバンズ が流されました。
「お~は~なに~、お~み~ず~を~く~れ~ましょう♪」
曲名とバンド名に、アナウンサー大爆笑。
その後、「やる」 と 「くれる」について熱く語りだすことばおじさん。
なんと国立国語研究所が、「犬に餌を与えた」ときに何というか、という研究をしていたそうです。
1位 ヤッタ
2位 クレタ(長野、山梨、新潟、群馬、埼玉、九州の一部)
3位 ケッダ(東北)
「くれる」が結構使われていることに感動。
通常「くれる」は、話し手←他者
「やる」は、話し手→他者
の方向性があるが、実は土佐日記(平安時代)に、話し手→他者の場合に「くれる」が使われていた。
そして、辞書をよーく見ると、1番目には他者から自分に与えられることが、書かれていて、
2番目には、自分から他者へ与えること、も書かれているらしい。
例として「げんこつをくれてやる」「目もくれない」など。
この場合の「くれる」は、目下の相手に使うが、目上の相手には使えない。
「やる」と「くれる」で、10分喋りがもつことばおじさん、凄いです。
長崎の方も、「餌くれ」は使うとおっしゃってましたが、「水くれ」は使わないそうです。
是非、「水くれ当番」について国立国語研究所に調査をお願いしたいものです。
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