最近、相続税について質問をよく受けます。
平成27年1月1日以後の相続から基礎控除が現在の水準の60%とされるためだと思います。
夫婦と子ども2人の家族を例にとります。夫が亡くなって、財産が5,000万円あったとします。被相続人が3人なので基礎控除が8,000万円になりますので、現状ですと相続税はかかりません。
しかし、平成27年からは基礎控除が4,800万円に下がります。配偶者は法定相続分を相続するものと仮定しますと、相続税が10万円かかることになります。
つまり、以前は財産が8,000万円までだと相続税はかからなかったのですが、これからは4,800万円を超えると相続税がかかるようになります。
現状、相続税の申告割合は4%(100人亡くなると4人)程度となっています。この改正により、6%程度に上昇すると言われています。思ったよりは増えないですね。
私は関係ないよと考えている方もこの機会にご自分の財産がどのくらいあるか調べてみるのもいいと思います。