写真のかつやま便り

こんにちは！勝山です

先日、あるおばあちゃんが
「フィルムケース、あるかね？」
と来店されました。

手芸がご趣味で、フィルムケースを使って楊枝入れなどを作るのだそうです。
ご本人は「ボケ防止でね」とおっしゃっていましたが、
たくさん作ってお友達や、施設などに差し上げるそうです。

ところが、最近ではフィルムケースがなかなか手に入らず
探しておられたそうです。

少し前のことになりますが、プロカメラマンを中心に愛されてきたカラーフィルム
「コダクローム」（米コダック社）の年内で製造を打切、ということニュースがありました。

フィルム不要のデジタルカメラが全盛期を迎える中、日本でも既に販売が中止されており、静かに市場から姿を消すフィルムです。
カメラショップに行ってもフィルムの種類といったら昔の比ではありません。

私どもも、デジタルカメラを使うようになってからは、フィルムの出番も少なくなり
見かけたときは懐かしいとさえ感じますので、それを探すということは、さぞかしご苦労されたことでしょう。

少ないのですが差し上げた所大変喜んでくださいました
美味しそうなみょうがとひきかえに（笑）

デジタル化、そして環境問題という大きな波に押され、失われつつあるフィルムや銀塩写真の文化ですが、巷ではフィルムケースを楽しくリサイクル・・・こんなほのぼのとした話もあるのです・・・。