須坂で110年の歴史を持つ老舗印章店「土屋印店」の5代目、小さい頃から手先が器用で、ごく自然にこの仕事に就いた。
平成22年全国印章技術大協議会において「天空海闊(てんくうかいかつ)」という作品で木口密刻之部金賞を受賞するなどの活躍をされている。
印鑑というより美術品のような美しい印影を見せて頂きました。
「人」にとって非常に重要な役割を果たす印鑑、また会社設立などに欠かせない社印はその会社のこだわりを背負っての製作になる。
その大部分は文字の感じや全体のバランスなどの構想に費やすのだそう。
静かに作業をされる姿、それでいて心地よい緊張感の中に穏やかな時間が流れていくような気がします。