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信濃路やどこ迄つゞく秋の山 正岡子規
1日、高山村に行ってきました。紅葉の見ごろはもう少し先かな。
帰りに蕨温泉に入ろうとしましたが、臨時駐車場までいっぱいで入れませんでした。
連休中、カズオ・イシグロの短編集「夜想曲集」を読みました。
長編が主流で短編はあまり書かないとのことです。
とても面白かったです。長編も読んでみたいと思います。
村上春樹と双璧の面白さです。春樹さんもノーベル賞を取れるはずです。
芥川賞は取れなかったのでノーベル賞は取ってもらいたいですね。
夕方にウォーキングをしています。いつのまにか出発する時から真っ暗になりました。
11日、妙徳山に登りました。頂上にある白髭大明神の祭礼をするためです。
標高1,300m、お社ができたのが1,300年前。
行きは山新田コース、帰りは八町コース。普段のウォーキングぐらいでは足が持ちませんでした。
途中、杉の樹皮が根元から2メートルぐらいまではがれている木が何本かありました。
熊が食べ物に困って剥いだのかな。
総勢30名、熊対策としてロケット花火、爆竹、ラジオ、熊鈴でにぎやかに登りました。
澄む時は あくまで澄んで 秋の空 正岡子規
この土日、群馬へ行って来ました。目的はCharのコンサートです。学生時代の友達3人(1人は奥さん連れ)と一緒に行きました。中に一人熱狂的なCharのファンがいて皆で楽しんできました。
Char、御年70歳。この日が全国ツアー初日だそうです。ジェフ・ベックの曲を3曲やったのには驚きました。アンコールを3曲もやりました。
次の日、沼田市にある吹割の滝に連れて行ってもらいました。例年、この季節は水が少ないそうですが、たまたま前日に雨が降ったので立派な東洋のナイアガラでした。天気が良くて澄んだ秋の空が気持ちよかったです。
物価高対策として現金給付あるいは消費税減税が効果があるとニュースでは言っていますが、どちらも需要拡大を目指すものなので逆ですよね。
物価を下げるのでしたら金融政策でマネーサプライ減少とか利子率上昇を目指す必要があります。経済学部の1年生でしたら知っている常識です。
さすがに日銀は国債の買い入れを少なくしているとのことです。後は、利子率を上げてくれたら物価も下がるし円安も少しは解消されるのにね。
「日本経済の死角」河野龍太郎 ちくま新書
生産性が上がってもの実質賃金が上がらない理由
海外投資は国内経済へ恩恵をもたらすのか
労働市場の構造変化
日本が陥りかけている収奪システムから抜け出す方法 他
秋立やほろりと落ちし蝉の殻 正岡子規
蝉の鳴き声があまりしなくなりました。昔はたくさん鳴いていたと思います。
最近読んだ本です。
「松本連隊の最後」角川新書 山本茂美
松本連隊は長野県の連隊です。長野県人は徴兵されると皆松本連隊に入りました。
この本は1944年初頭から1945年8月までの話です。生存者からの聞き取りという形で構成されています。
冬の松本を出発して船に乗って南洋諸島を目指します。
松本連隊の最後はトラック島でした。
太平洋戦争における日本軍人の戦死者は230万人です。そのうち、餓死(病死も含む)は140万人(60%)、船が沈められて死んだ海没者は40万人(17%)だそうです。残りが弾や砲弾で死んだ数です。
長野県人の軍人戦死者は5万5千人です。
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