「郡P」テラサワです。
さて今日は、郡P三委員会の「父親母親委員会委員会」の第2回目を開催しました。
本日のテーマは「食」です。
このテーマに沿って、前半は講演、後半は講演のお話も踏まえて「ワールドカフェ」を行いました。本日は二本立て。
講演
高山中学校 栄養教諭の高橋和子さんに、「教育は家庭が原点 ~あふれる笑顔は食卓から~」と題してお話しいただきました。
・国が家族で食事をする目標を設定する時代
・子どもにも生活習慣病の症状が出てくるようになった
・朝食を抜くとどうなるか、みんな知ってはいるが…
・スポーツにはバランスの良い朝食が必要
・朝食が生活の正しいリズムの基本、朝食をとることによって好循環生活となる
・朝の豆類は脳の働きを活発にする
・食育は家庭のしつけだけではない、学校の授業にもつながる
・こしょく=一人で食べる「孤食」、別々のものを食べる「個食」
食事面だけでなく人と人とのコミュニケーションづくりが重要
・食事は生活に大きく関わっている
学校給食は約200日×9年間=1,800食
生涯食事は365日×3食×80年間=87,600食
・You are what you eat.(あなたはあなたの食べたものでできている)
・明日実になるものではないが、いつかは実のなるもの
・高山中学校ではお弁当の日を実施
生徒の感想に、お母さんのお弁当作りの大変さや有難さが分かった、感謝の気持ちで一杯
ワールドカフェ
後半は、7つのグループに分かれ、ワールドカフェを行いました。
それぞれのテーブルで出た意見は…、
1 おはよう 朝ごはん
・時間のない朝はテレビが時計代わりになっている
・食事中もテレビを見続けてしまう
・ゆっくり食べられない
・メニューがワンパターンになりがち
・レタスを活用、お勧め
2 我が家の悩みと工夫
・偏食が悩み
・朝食メニューがワンパターン
・魚料理が難しい、給食が頼み
・先野菜を食べる工夫はしているが、どうしても早食いになってしまう
・親の好き嫌いが子どもにも影響
3 好き嫌いって
・栄養より味で、食べたり食べなかったり…
・子どもが大きくなってくると、嫌いなものも食べられるようにもなってきた
・親の好き嫌いが影響
4 子供・親が笑顔になったときは
・お弁当を作った日は子どもも笑顔
・外食だと食べるものが別々になる、好きなものだけ食べる
・親子で一緒に料理を作ると笑顔になる
・自宅で野菜を作っている、パイナップルを作っている
5 お手伝いや役割分担
・大きくなるとなかなかやってくれない
・手伝ってほしいのは助かるだけでなく、将来困らないよう「生活力」をつけて欲しい
・親の姿を示すようにしている、見て欲しいが…
・息子は料理を作る、自分で釣ってきた魚もさばく
・お小遣いをあげないと手伝わない
・夏休み中は手伝ってくれたが、休みが終わったら手伝いも終わり
・父親が頑張るとやらない
・父親がやらないとやらない
・手伝ってもらったら褒める
6 我が家のルール
・食器の片づけは自分で
・テレビやスマホを使う時間を制限
・「いただきます」「ごちそうさま」はちゃんと言う
・食事を楽しむ
7 子供達に伝えたいこと
・一品でも手作りを心掛けている
・キャラ弁を作っている、自分も親に作ってもらった
・自分がやることを子どもは見ている、伝わっていくことの大切さと怖さ
・おばあちゃんが作ったものは美味しい、継承していかなければ
・インスタントや出来合いのもので育っていると味覚がそれに慣れてしまっている
皆さん活発に交流し、たくさんの意見交換ができました。
幹事先生の感想
・講師のお話やワールドカフェでのご意見を聞き、元気をもらった
・私も長年学校で給食をいただいているが、「食」についてここまで話し合ったことはなかった
・本日のような場で子育てや食事の悩みを話し合い、一緒に考えていくことはとても大切なこと
・子育ての気づきがあったのではないか
・食事は一生のもの、大切なもの、食事を楽しんでいただきたい
次回は、9月30日 研修会「子どもたちが憧れの大人になる夢サポート シンポジウム」です。
よろしくお願いします。