須坂市の郊外に今では余り見かけなくなった鮮魚の対面販売を行うお店、「坂詰商店」の5代目店主。
毎日市場に出掛け常時30種類ほどの鮮魚を店頭に並べている。
お客さんと話をしながらの販売、もちろんお刺身などもパック入りではなくその場で魚を捌き切り分けて提供している。
また、こちらのお店のオリジナル「銀だらの粕漬け」は遠方からも買いに来られるほどの人気商品となっているとか。
「守りに入ったらダメだと思う。周りは刻一刻と変化し外からの刺激も多い。大きな夢ではないけれど、一人でも多くの人に必要とされる店になりたい」と語る。
須坂のホルモン焼きといえば「みのり焼き」、そしてこの人そのものを「みのりさん」と呼ぶ人も多い。
現在のマスターから二代目、スポーツインストラクターを養成するYMCA健康福祉専門学校を経てスイミングスクールの先生からのキャリアチェンジ。
末っ子なのになぜ?
答えは簡単、「自分は小さい頃からずっと店にいた、人と関わる事が楽しかった」と。
そして、その思いは今も変わらない。
7年前にサイトを立ち上げ様々なコンテンツに取り組む中で自分の住む街の文化を再認識、情報を発信するだけでなく、自らガイドにも出掛け須坂の顔となっている。
また、点在する街の景観を統一しようという試みにも挑戦、間もなくそのプロジェクトの発足式を迎える。
様々な人との巡り合わせ、出会い、時代、どれをとっても欠かすことのできない事。
「僕は運が良いと思う」と語ってくれた。
寿司職人になって今年で13年、小さい頃からの夢を実現させた。
食に関する知識と健全な食生活を実践する「食育インストラクター」の資格も取得し、安心、安全な「食」にこだわりぬいている。
お店だけでなく、地域や学校に出掛け、須坂産の伝統野菜を使用した恵方巻きの作り方を伝える活動も行っている。
そして、あの震災後にもいち早く被災地に駆け付けた。とにかく自分の寿司を届けたい、美味しい寿司を食べて欲しい、その思いだけが胸にあったと振り返る。
お父様からお店を引き継ぎ、この場所でお店を守り、自分らしさを磨く努力をしてきた。
これからはより一層、日本の文化である寿司を極めてみたいと語ってくれた。
あんこ以外にもチョコレートがけや野菜入りなど、色んなたい焼きを作るお店として有名な「升田屋さん」
店主の田中洋平さん自身が、とにかく未知のものを作るのが大好き、レシピ本を見ながらささっと作ってしまう。
そしてそれを人にあげて喜んでもらうのが大好き、「仕事=趣味という人」。(お母さん談)
7年間のサラリーマン生活を経てのキャリアチェンジ。「家族で何かやりたいね」と話し合っていたところに、「たい焼き屋をやろう」と言い出したのは田中さん本人。
以前味噌・醤油の醸造所だった家を改装してのスタートだったそう。
平成22年6月12日の開店以来、日々「何を作ろうか・お客さんが食べたいものは何?」を考えながら走り続けている。
蔵の町並みが有名な須坂市中町に農産物販売やおやき、味噌作り体験教室を通して地域の交流の場にしたいと去年6月オープンした「すざか食彩工房:よっと蔵い」。
主宰するのは中尾照美さん、この人だ。
お知り合いの農家で人手が足りなくなり、それまで作っていたプルーンの出荷もままならない状態を見かね、何とか手助けしたいと思ったのがきっかけだったそう。
食品の販売に関わる様々な障害を乗り越え、現在農産物の生産者21名、お店のスタッフ14名、体験教室講師6名で活動中。
「よっと蔵い」は、この笑顔に会いたくて人が集まる素敵な場所になっています。
現在は土日のみの営業。