須坂の歴史を学び紹介する本を書いている人がいる。「田子昭治さん」この人だ。
出版された本は編集復刻も含め20冊にもなり、このほどその集大成とも呼べる「須坂のお宝読本・文化財散歩」を完成された。
載せられた写真の中のいくつかは見覚えがある場所、そう、見慣れた光景のはず。しかし、にわかに輝きを放って見えるから不思議だ。
本の編集には色んなご苦労もあったそう。
編集の「いろは」から始め、毎日毎日あちこちに足を運び、写真に収め、パソコンで文章に起こし活字にした。
御年77歳、パソコンを自由に操る。20冊分すべてのデータはパソコンで管理しいつでも引き出せる。ご自慢のデータベースだ。
田子さんが思う「須坂らしさ」とは「臥竜公園にある」という。そこは歴史の宝の山、文化財の宝庫であるとご自分の本を手に静かな口調で語ってくださった。